弥生賞2018他、先週の回顧と本番に向けた感想。

競馬オヤジの壺

GⅡチューリップ賞 ラッキーライラック号優勝!

おめでとうございます。

松永幹厩舎 石橋脩騎手

サンデーレーシング ノーザンファーム生産

勝ちタイム 1.33.4 レース上がり33.9

勝ち馬上がり33.3 ペース判定 スロー

12.6 11.2 11.6 12.1 12.0 11.7 10.7 11.5

土日ともにタイムの出る速い馬場。状態が良好なのでしょう、前有利も能力自体発揮しやすい馬場。ペース自体はスローも縦長の隊列。

勝ったラッキーライラックは形相的には相変わらず美しい流線形の馬体で、更に身が入ってきた印象。管理する松永幹調教師は入厩時から手が掛からず、能力を感じる走りをしていたとの弁。キ甲の抜け方とかはまだまだに見えますし、成長曲線の緩そうなオルフェ産駒ですが、意外と出来上がっているのかな?パドックでは少々、余裕残しを感じるもトライアルとしては良好な仕上がりに見えました。レースでは好発から3番手追走。両サイドから行かれるも鞍上の待てにキチンと折り合っていました。新潟や東京、また今回の阪神の速い馬場であの強さ。やや短く立ち気味の繋ぎからも多少の馬場の悪化ならば対応できそうなので、頭1つ抜け出た可能性。未対戦の馬もいますが、今年からGⅡになったチューリップ賞ということと、高レベルの阪神JFで安定した勝ちっぷり。某掲示板では外国人騎手への乗り替わりへの可能性が示唆されてもいましたが、石橋脩騎手が完全に手の内に入れている印象。ラップで一目瞭然もラスト400m~200mの急加速が素晴らしいんですよね。抜け出す時の脚が!桜花賞で同馬を負かすことは容易ではないでしょう。勝負するなら前目になるのかな?

2着のマウレアはラッキーライラックをマークする位置。外からリリーノーブルに並びかけられるも、2着争いを制しました。ただ休み明け2走目で状態もUPしており、鞍上も武豊騎手。今回のような競馬でも勝ち馬には離されたことで、阪神1600mでは勝負付けが済んでしまった可能性。本番で武豊騎手がどう乗るのか?は楽しみも、紛れの少ないコース形態ですからねぇ。馬体的にもやや非力で伸びやかなシルエット。距離はもう少しあった方が良いと思うのですがどうでしょう?

3着のリリーノーブルは前半少々気負っていましたが、勝ち馬をマークするポジション。阪神JFとは逆に位置取り直線勝負も逆に突き放されました。馬体的には抜群の身入りでシルエットも良好。フルゲート必至のクラシックは同馬のようなタイプが向いていると思ったんですけどね。パワーは相当なので開催後半で馬場が荒れてきたら有利にはなりそうも、勝ち馬も大型でパワー兼備。成長曲線もルーラー産駒で少々緩いかも?本場で陣営がどう造ってくるか?まだ勝負付けは済んでいないとは思いますが、今回のような条件(馬場や展開)では厳しいかも?

4着のサラキアはレース前から池添騎手が間違いなく出遅れると話していた通り、ゲートが課題。出っぱが良くなればもっとやれるとは思います。2~3馬身は優に損してますからね。

本番に向けて盤石な勝ち馬。馬場もあまり選ばないタイプでしょうし、仕上げ過ぎの印象もないから、死角は少ないでしょう。

GⅢオーシャンS キングハート号優勝!

おめでとうございます。

星野忍厩舎 北村宏騎手

増田陽一氏 奥山博氏生産

勝ちタイム1.08.3 レース上がり34.8

勝ち馬上がり34.3 ペース判定 ハイ

11.9 10.6 11.0 11.4 11.3 12.1

8着までが0.2差の大混戦!10番人気もキングハートが好位から力強く頭差抜け出ました。快速馬ネロが引っ張る流れで前半の3ハロンが33.5。今開催の馬場状況を考えると、古馬重賞らしく引き締まった流れ。キングハートは明け5歳馬ですが、未だ成長途上の可能性。もう1走見ないと何ともも、今年飛躍の可能性!しかし、北村宏騎手は自信があったのかな?そうじゃないとあの位置からあの騎乗はそうできないと思います。追い切りで良好な感触があったのでしょう。

2着のナックビーナスは勝ち馬の一段後ろ。中段の外をスムーズに追走し、直線では外から素晴らしい伸び。馬群を割る器用さもありますが、今回は外から素晴らしい伸び。横山典騎手が完全に手の内に入れている感。また中山も得意なのでしょう。

3着の一番人気ダイメイフジは前半の位置取りがなぁ。差し馬だから仕方ないとはいえ鞍上のデムーロ騎手も思っていた位置取れなかったのでは?末脚は素晴らしかったですし、1200mなら引っ掛かることもないでしょうから今後も期待でしょう。

6着に敗れたレーヌミノルはなぁ。2歳時のスプリントの走りやラップからは1200~1400mならかなりのところまで行けると見ていたんですけどね。桜花賞で素晴らしい走りをしたことで、3歳クラシックに舵を切ったことが影響しているのか?成長が少し早めのタイプなのかは何ともも、少々ガッカリ。アンカツさんはツイッターで早熟の可能性を示唆しておりました。こういった力のいる馬場も得意なハズなんですけどね。和田騎手は上手に乗ってますが、2歳時の同馬を知っている浜中騎手に一度騎乗を依頼し、伸びしろ(成長力)がどうなのか?を確認してみてはどうでしょう?

混戦のスプリント路線を象徴するかのようなレース。本番は馬場の状況や展開等が重要なのかな?ちょっと長期的な予想は難しそう。

GⅡ弥生賞 ダノンプレミアム号優勝!

おめでとうございます。

中内田厩舎 川田騎手

㈱ダノックス ケイアイファーム生産

勝ちタイム2.01.0 レース上がり34.3

勝ち馬上がり34.1 ペース判定 スロー

12.5 11.0 12.5 12.8 12.7 12.4 12.8 11.7 11.0 11.6

無敗のディープ産駒のクラシック有力候補が3頭にホープフルS2、4着馬が出走と10頭立ても豪華なメンバー構成。弥生賞自体、上がり勝負のレースが多く、今回もレース前からスローペース必至といわれていました。1000m通過が1.01.5。ただ個人的にはもう少し流れるかな?と見ていたんですけどね。

勝ったダノンプレミアムは前半少し掛かりそうのなるも、鞍上との呼吸がしっかり取れていた印象。口元(ハミ)のところが泡々で白くなっていませんでしたから。調教でも距離延長を意識した調整をしていましたが、2000mは全く問題ないでしょう。後はフルゲートで激流になった時に、冷静な走りができればですね。個人的には2400mも問題ないとみましたがどうでしょう?ポテンシャル自体、頭1つ抜け出た印象なのでチューリップ賞のラッキーライラック同様、負かすのは容易ではないでしょう。ゴール板通過時に、耳絞ってなかったですからね。まだ一段上のギアがあるのでしょう。

2着のワグネリアンについては、いろいろな評価等がありそう。個人的には評価自体は下がっていません。右回りの力のいる馬場では能力全開とはいかないというだけでは?馬体を見た感想でも述べましたが、野路菊賞の直線では少々モタついていた感。上がりも2位だったかな?馬体的には優秀な面がたくさんある(筋肉の質や胸の深さや四肢の軽さ他)のですが、少々腰や脾腹薄く背が非力な印象も。運動神経や体幹は良好そうなんですけどね。それと走法的にややピッチっぽかった。ピッチ走法の場合、中山コースはむしろ向くはずなんですよね。ステイ産駒に多い印象で、オルフェーブルもそうだったと思います。ピッチなのに、小回りの力のいる馬場でモタつくのはちょっと非力なのかな?って。こういうと東京コースならばと聞こえてしまうかもしれませんが、むしろダノンプレミアムの方が跳びが大きいので東京は合いそう。ピッチ走法の場合、その多くは器用で直線の長さよりも一瞬の速い脚をどこで使うかでは?ポテンシャルは相当なのですがキャラ的には万能ではないのかも?福永騎手はレース後に修正点が見つかったとのコメント。思いの外、折り合いに問題がなかったので本番では思い切って好位を取って勝負に出るのかな?ダービーでこそ、昔言われていたダービーポジションを意識しても良いのでは?好位から一瞬の速い脚で!

3着のジャンダルムはパドックで一番よく見えました。三冠&リーディングトレーナーとレジェンドジョッキーのタッグで距離はある程度克服も、上位2頭とは適性の差では?マイルなら相当なポテンシャルの可能性。ただなぁ、武豊騎手もコメントしていましたが、例年の皐月賞戦線なら十分勝ち負けの可能性を感じてたんですけどね。池江調教師もコメントしていましたが勝ち馬はバケモノかも。オーナーはダービーに行くように指示しているようですが、NHKマイルCなら!!!

4着のサンリヴァルは体型的にも叩き良化では?今回は4着敗退も混戦にも強そうですし状態次第では本番でもまた上位争いの可能性。連下馬券で狙ってみたい。

オブセッションは勝負所の3~4角で既に追走するのが目一杯に。4角では逆手前で外に逸走しそうに。馬がまだ若いですからねぇ。馬体的にも小回りが向かなさそうですから一旦リセットするのかな?藤沢厩舎得意の青葉賞~ダービーというローテーションの方が合いそう。ただダービーまでにどこまで充実するか?個人的にはちょっと先ですが菊花賞狙いはどうかな?って。

ダノンプレミアムはデビューからココまで+22kg。そのほとんどが成長分の可能性。ディープ産駒ですが、母父のインティカブ(ロベルト系)が強く出ているのかも?相当の器の可能性。今後、どう成長させるのか?非常に楽しみですね。

いよいよ春のGⅠシーズンが近づいてきました。3歳馬はこの時期に物凄い成長力を見せる馬もいるので、今回の結果だけで決めつけはできません。またその負け方如何によっては次につながるケースも多々あります。今後の調整過程他には注視も牡馬も牝馬も勝ち馬はちょっと抜け出た印象は強いかな?

by競馬オヤジ

Posted by KeibaOyaji