先週の回顧とエプソムC他、今週のポイントなどなど。

競馬オヤジの壺

GⅠ安田記念 モズアスコット号優勝!

おめでとうございます。

矢作厩舎 C・ルメール騎手

キャピタル・システム サマーウインドファーム(米)

勝ちタイム 1.31.3 勝ち馬上がり 33.3

12.2 10.8 11.2 11.3 11.3 11.4 11.4 11.7

レース上がり34.5 ペース判定ミドル

レースの詳細については各メディア等にお任せし、ココでは各馬についてのコメント中心にさせてください。

東西共に連闘馬が勝利するという、ある意味異質で正直、読みにくかった。ただ勝った馬は共によく頑張りましたし、陣営の手腕は褒められるべきこと(モズアスコットは矢作厩舎でサイモンラムセスは梅田厩舎)。

東京競馬場の今開催はとにかく馬場が速い!この結果もある意味コレに尽きるといっても良いでしょう。内側は芝が大分少なくなっておりましたが、根付きが相当良いのでしょう。外よりも内が伸びていましたし、前が止まりにくい馬場。そういう面が強かったからか、ペース的にも締まりのあるミドル。競馬オヤジが予想したよりも1000mのラップは1.0前後速かったかな。ペース的にはミドルも、馬場が超高速だったことが結果に直結。底力が問われるも、中距離型には脚が溜まらなかったのかも?

勝ったモズアスコットは連闘でのGⅠ制覇は立派!気配はまあまあも、他馬の方が良く見えてしまいました。またそもそも成長曲線がユルそうで馬体的特徴についてはキ甲の抜け方や腰の位置から体幹面他、本格化は秋以降とのジャッジ。まだまだ甘いですね、スミマセン。またルメール騎手の騎乗もさすがでした。内で溜めて直線はスワーヴマーク。前が開くと一気の追い出し!関係者のコメント他を見る限りポテンシャルが相当なのでしょう。

2着のアエロリットは好位から粘り込み。戸崎騎手も2度目の騎乗で大分手の内に入れていた感。またムダ肉が落ちて体のラインがキレイに見えていました。心肺機能が高く、ワンラップで粘り込む同馬にとっては絶好の展開も勝ち馬のキレに屈した印象。ただ指数的には上々ですね。平坦小回りの1800~2000m巧者と見ていたのですが、改めなければいけないかも?

3着のスワーヴリチャードは初のマイルも、ペースに戸惑うことなく追走。やはりスピード能力は相当。直線でも外から伸びてきたサングレーザーに併せに行ったところ内をすくわれた感。また直線坂下ではレーヌミノルの和田騎手のムチが顔に当たったっぽかった。でもその後伸びてましたから気持ちは強い!馬場が高速過ぎたのと思いの外、流れたことで脚が溜まり切らなかったのか?コレが初マイルだったからなのかな?

4着のサトノアレスは一瞬、勝ったと思わせる脚。素晴らしいレースもゲートの出が悪いのが難。前半の位置取りがもう一段、前取れれば。上がりは勝ち馬と共に最速でしたから。

5着のサングレーザーは枠が厳しかった印象。そこそこ位置取って不利のなさそうな外から伸びてはいるんですけどね。器用な馬なので、内を回れれば結果は違った???まだ強くなりそうなので秋に期待。ただ適性的には1400~1600mなので東京マイルだと多少注文が付くのかも?

6着のペルシアンナイトはパドックで気配抜群。元々、ココでの評価を下げていた競馬オヤジ的は買うか最後まで迷いました。直線出るトコがなかったと川田騎手が詫びの弁も折り合いの難しさ他もあったような。馬群の中で無理やりにでも我慢せざるを得なかった。それが結果出しどころがなくなった感も。

7着のウインガニオンは自身の競馬で踏ん張りました。馬場のアドバンテージを最大限に生かし入着は馬主孝行。夏に状態を上げるタイプなので、今夏のマイル重賞(サマーマイル)では楽しみな1頭。

8着のリスグラシューは武豊騎手曰く、時計が速過ぎとの弁。そういった面はあるでしょう。またどうにか状態は維持できていたも、2走続けて枠や展開も向かなかった面も。

レッドファルクスは9着。慎重な見極めが必要も衰えた印象は薄かった。むしろ、今期の状態面はどうだったんだろう?獣医師免許保有の尾関調教師筆頭に陣営が懸命にケアしていた可能性も(調整他)。

15着敗退のリアルスティールは馬体写真では良好そう。ただ鉄砲効く同馬にとっても、さすがに休み明けでこのレース(タイム)はキツかったか?マイル以上を主戦場にしている馬にとっては向かなかったかな。

個人的にはスワーヴからサトノアレス、サングレーザーにかなりぶち込んだので結構負けました。モズアスコットもアエロリットも一応そこそこ抑えるも軸が3着。3連系の馬券も3,4着馬からですからね。まだまだヘタでした。

さて今週GⅠは一休み。GⅢエプソムCを少々ネタにしたいと思います。今週末の天候が少々怪しいのですが、不確定要素が強いですから一応、一部強調はしますが、それはあまり考えずにということで。

ちょっとしたデータ!

1番人気、牡馬、関西馬、4歳馬が強いレース。前走クラスは準OP以上も準OPからだと勝ち切るのはまれ。前走着順は1桁であれば巻き返しある。

続いて登録馬!

指数と馬体を見た感想他のコメント。プラス材料大は赤文字、プラス材料小にはオレンジ文字。マイナス材料大には紫文字、マイナス材料小には青文字

※指数については出走馬の過去指数の相対的なものになります。また過去最高指数に近走状態を加味しており、国内レース中心・当該距離にて評価しております。A~Eで想定。A本命級 B次点 C連下なら D恵まれて E厳しい 更に同じランクでも上下を付ける場合もあります。3歳戦の場合、サンプルが少ないので指数は拮抗しています。
また昨年及び今期成績の良い厩舎力の高い厩舎(東西リーディング10位以内と重賞成績をメドとする)にはを!

競馬ブックや競馬ラボに馬体写真があります。またそこに馬体のコメントもあります。参考にどうぞ!

アデイインザライフ 指数A下 7歳牡馬 美浦萩原厩舎 北村宏騎手 前走GⅢダービー卿CT10着 東京芝3121 2ヵ月半

1年4か月の長期休養後、着順は振るわないもの着差はそれ程でもない。徐々に状態を上げつつある実力馬。脚元の不安がある大型馬なのでどこまで仕上げられるか?狙いはサマーシリーズ?

エアアンセム 指数C 7歳牡馬 栗東吉村圭厩舎 藤岡佑騎手予定 前走OP都大路S2着 東京芝1102 中3週

良血馬らしく皮膚感は一流馬。シルエットにそこそこの伸びがありシンボリクリスエス産駒らしい。筋肉量は多めでその質はややタルめも上々の収縮力。肩の傾斜は寝気味で四肢は軽め。毛艶も良さそうで、状態は良好そう。前々走準OP勝ちも2~3歳時はクラシックを期待された同馬。長期休養もあり、馬はまだ若い!後は力関係!

グリュイエール 指数B下 6歳牡馬 栗東藤原厩舎 福永騎手予定 前走準OP芝2000m1着 東京芝2001 中6週

長期休養を挟み連勝。元々素質が期待された馬が開花したか。距離実績はないがコレは本格化前のモノ。今期絶好調の厩舎にダービージョッキーとのコンビで重賞制覇を狙う。

ゴールドサーベラス 指数C 6歳牡馬 美浦清水英厩舎 柴山騎手 前走OPメイS9着 東京芝0113 中2週

成長力のある血統らしく6歳でOP入り。ただ母系の影響かマイルまでが良く、1800mはやや長い印象。

サトノアーサー 指数B 4歳牡馬 栗東池江厩舎 戸崎騎手予定 前走OPメイS3着 東京0011 中2週

馬体自体はGⅠ級といっても過言ではない程。ここでも見映えはTOPでしょう。馬格そこそこあるディープインパクト産駒で骨もそれなりの逞しさ。また筋肉量も上々でその質は粘りがあります。背の長さ以外はシルエットに伸びがあるのもいいですね。エンジンの掛かりが遅いところがあり、体幹面の強靭さは疑問。また四白で蹄がどうなんだろう?接着装蹄ではないですがあまり丈夫そうではないのかも?脚質やメンタルからも距離の適性自体はそこそこ広そう。元々が見映えするも成長曲線がユックリの可能性も。前走、休み明けとはいえ絶好の展開で3着。東京で乗れている鞍上が当たりの柔らかい騎乗で前進を望む。

サーブルオール 指数C上 5歳牡馬 美浦萩原厩舎 C・ルメール騎手予定 前走準OP芝2000m1着 東京芝2011 2ヵ月半

ハービンジャー産駒らしく、筋肉量は豊富。その質もタル過ぎずといったところか。四肢はスラッと真っ直ぐも、繋ぎはかなり寝気味。パッと見のフォルムとしてはやや地味な印象も、好バランスで見所多数。同産駒の中距離型には多いかな。力感ある首に心肺機能高そうな胸囲。ジックリと我慢しながら成長を促してきたことは英断で、馬体自体はまだ一変わりしそうな気もします。いずれは重賞の常連でしょう。

シャイニープリンス 指数C 8歳牡馬 美浦栗田博厩舎 勝浦騎手予定 前走GⅢ新潟大賞典10着 東京芝1117 中4週

重賞の常連も6歳以降は休みがちでいよいよ8歳に。舞台的には向きそうも、本来の力が戻っているのかどうか?衰え懸念。

スマートオーディン 指数A下(過去実績) 5歳牡馬 栗東池江厩舎 武豊騎手予定 前走GⅠダービー6着 東京芝1002 2年

抜群の素質馬が転厩後、2年の休養を経ていよいよ復帰。以前の印象と比べ、骨格が成長したからか、シャープな印象に。3歳時はかなりマッチョな印象。厩舎や育成法が変わったからなのでしょうか?筋繊維は繊細で収縮力も上々。四肢はスラッとし、繋ぎも良好。胸囲が大きく首、胸前、お尻の容量はいいですね。また背のラインがしなやかで、速力を伝え易そう。ただ筋肉の張り自体は1,2走使ってからになるのかな?レーティング上では高レベルのクラシックだった現5歳世代。そのTOPクラスの1頭だった同馬。調教の動きは良好との報。自力でどこまで?

ダイワキャグニー 指数A 4歳牡馬 美浦菊沢厩舎 横山典騎手予定 前走OPメイS1着 東京芝5012 中2週

無骨で独特というか、個性的なシルエット。キンカメ産駒らしく筋肉量は多く、その質は上々。大きな胸囲で胸もそこそこ深く、シルエットにそこそこの伸びはあるも典型的な中距離型っぽい。繋ぎは長めで寝気味。左回りの東京コースが得意なのは、もしかしたら前肢の蹄の深さ他が左右少々違く見えるかも?右回りだとフォーム等、ぎこちないとの報もありました。まだ成長途上の印象が強いんですけど、東京中距離ならGⅠ級相手でも引けを取らない適性の持ち主。秋に向けてもココはキッチリ勝ちたいでしょう。

トーセンマタコイヤ 指数C 7歳牡馬 美浦加藤征厩舎 柴田善騎手予定 前走GⅢ新潟大賞典5着 東京芝3202 中4週

素質ある東京巧者も今期7歳に。印象的には馬格まあまあも、骨格に逞しさを感じなかったような…。良好な筋繊維で品のあるシルエットですが、そういった面(やや非力)が重賞になるとワンパンチ足りないのかも?

ハクサンルドルフ 指数C 5歳牡馬 栗東西園厩舎 川田騎手予定 前走GⅢ新潟大賞典8着 東京芝1112 中4週

期待された前走は最速の脚を繰り出すも、出遅れとドスローで僅差の8着敗退。上がりの脚自慢も展開次第。追える鞍上を得て上位を狙う。

バーディーイーグル 指数B 8歳牡馬 美浦国枝厩舎 三浦皇騎手予定 前走OPメイS4着 東京芝1014 中2週

血統的にはダート良さそうも、芝転向後、条件さえ合えば好勝負!底力あるタイプで意外性秘める。衰えなければ最大の穴の可能性。

ブラックスピネル 指数B下 5歳牡馬 栗東音無厩舎 石川騎手予定 前走OPメイS7着 東京芝1003 中2週

3~4歳春までは上級重賞でも好走。安田記念の敗退以降、スランプなのか状態に問題があるのか?情報もやや少ない。良い時に戻れば指数的にも実績的にも十分に狙えるが…。

ベルキャニオン 指数C上 7歳牡馬 美浦堀厩舎 石橋脩騎手予定 前走GⅡマイラーズC5着 東京芝3304 中6週

3歳時はダービーまで駒を進めた素質馬!その後2年近くの長期休養を経て準OPから再出発。再OP入り後は安定し着差は僅か。脚質的にも今の東京は向きそう。鞍上とも手が合うか!?

マイネルフロスト 指数B上 7歳牡馬 美浦高木厩舎 柴田大騎手予定 前走GⅢ新潟記念6着 東京芝1014 9か月

地味な血統も、タフで重賞でも格負けしない。四肢はスラッとし、胴も首も長めでシルエットからは窮屈さは感じません。背と下腹のラインから瞬発力は微妙で、長く脚を使うタイプ。逞しい胴からも底力もありそう。ポイントは長期休養明けでしょう。また陣営の狙いとしてはサマーシリーズ?実績的にも復帰戦のココは格好つけたいところでは?

マイネルミラノ 指数B下 8歳牡馬 美浦相沢厩舎 丹内騎手予定 前走GⅡAJCC3着 東京芝0218 4か月

相手や施行条件が上がろうがGⅡまでなら自身の競馬さえできれば好走するタイプ。東京コースに勝ち鞍は無いも、2年前のこのレースでは僅差の3着に好走。今回展開以上に斤量がどうか?

総評~っす!

競馬専門紙・競馬エイトの創刊時からメイン予想家として携わり、人気を博した故・大橋巨泉氏が

『府中の1800展開いらず』

という名言を残されたように、東京コースの1800mは馬の能力を発揮しやすいコース形態で、展開による有利不利も少ないといわれています。そういった面から良くも悪くも、ココに適性ある馬だけでなく、エンジンの掛かりが遅い馬や末一辺倒の馬!またサウスポーといった不器用なタイプが多く出走するレース。毎日王冠と同コース同距離(仮柵の位置は違う)にはなるも、天皇賞秋のトライアルで最上級GⅡといっても過言ではない同レースとは、大分傾向は違った印象。

今回のポイントとしては以下のことが考えられます。

①厩舎力の高い厩舎所属馬が多い!仕上げの妙。

②サマーシリーズに向けてのステップっぽい馬が多い(休養明け)。

③斤量等施行条件的に実績馬や素質馬の復帰1,2戦目が多い。故障明けや体調(脚部不安)微妙なタイプが多い。

④指数差が結構あり、上がり目の期待できる4歳馬の出走が少ない。

上記の点を踏まえ、過去の傾向やデータからもおおむね素直に狙えば良いのかな?という風に思っちゃいますね。

軸として信頼すべきはダイワキャグニーで仕方ないか?東京1800~2000m専用馬といっても良い程の適性馬でしょう。3歳で挑戦した毎日王冠では4着に好走。当時に比べ、相手関係も弱化しましたし、自身は成長期。秋には大きいところを狙う同馬にとっては、ココは負けられないというのが本音でしょう。

馬体だけ見ればサトノアーサーが相手も、前走の敗戦は解せない。ただ今回は好調・戸崎騎手が騎乗。手が合う可能性あり、人気でも抑え以上は必要でしょう。印上は☆(4番手)に留めるも、投資は多めになりそう。3連系のもう1頭の軸としても有力。

相手には条件付きでハクサンルドルフを狙ってみたい。常に速い上がりを駆使するも、結果は展開次第。現状の東京コースは高速馬場で前有利も、今週末は怪しい天気予報。馬場の悪化は有利になるので天候が崩れれば対抗。

良馬場なら逆にベルキャニオンが気になるところ。そもそもクラシックで穴人気した馬で格負けはなさそう。7歳も長期休養で18戦しか使っておらず上がり目も十分では?脚質・鞍上からも良馬場なら先行し粘り込む?

この2頭は馬場次第で順番は入れ替わります。

▲には人気なく、仕上がり次第という条件を付けるもマイネルフロストの底力は無視できない。ただ狙いはサマーシリーズ(2000)の可能性もあるので、陣営の思惑をどう読むか?1800mは同馬にとって最も勝ち鞍ある距離でもあります。イマイチと見れば▲にせず、連下かも?

注にはスマートオーディン。さすがに2年ぶりというのは厳しいも、実績的には上位の1頭で馬体自体はさすがの感。調教は動くタイプで、ココまで上々の動き。あまり投資したくはないも無視も危険でしょう。

連下には準OP勝ち組のサーブルオールグリュイエール!どちらも厩舎・鞍上から気になるし、人気にもなるでしょうから少々嫌った感。出走数が少なく先物買い的な印象も5,6歳馬。実績上位の馬もいるだけにあまり人気するようなら…。抑えかな、、、。

印上低めも3連系の穴として買いたいのはバーディーイーグル。鞍上も一発ありそうですし、8歳ながら昨年より(メイS出走)も好タイムで着順もUP!侮れないのでは?

トーセンマタコイヤアデイインザライフエアアンセムは動き良ければ、かな?個人的には3連系で少々という程度。

GⅠの谷間のGⅢ戦ではありますが、馬券的には意外と興味深い一戦。こういったレースをキッチリ勝っておきたいところですね。

また今の時期、降級馬の狙い方がポイント!降級馬だから何でも良いではなく、厩舎やオーナー、血統他、鉄砲実績やローカル実績を加味して大きく投資すると良さそう。いずれにせよ人気になりますからね。買うべき降級馬とそうじゃない降級馬がいるのは先週の結果からも顕著。また3歳馬との力関係の見極めも重要ですね。

エプソムCの追い切り後の補正と競馬オヤジ的に狙いたい降級馬について、今週末にUPできるかは微妙(仕事で…)ですが、良かったら覗いてみてください(できなかったらスミマセン)。

ではGⅢエプソムC!キッチリ勝って資金が増えますように。

by競馬オヤジ

Posted by KeibaOyaji