08. 北野神社
東京都大田区内には知るかぎり3か所。
そのうちの通称「南馬込北野神社」へ。
(「東谷北野神社」との通称も)
皆さんもよく知る
京都府京都市にある
「北野天満宮」の分祀です。
最寄駅のどこからも、
徒歩でそこそこの道のり。
住宅地の中にこじんまりと現れます。
落ち着いた雰囲気ですが、
毎年恒例で秋には子供たちで賑わう
地域のお祭りがあり、
地元の方々に
とても慕われているそうです。
上の写真もちょうど
その名残りをとらえました。
敷地内にもありましたがご由緒などなど簡単に。。
ご由緒
当北野神社は天文年間(一五六二〜五五)、武蔵国荏原郡馬込村東谷の住人平林重郎左衛門という人、西京(京都)から北野神社の分霊を奉祀したという。
なお境内の稲荷神社は寛政九年(一七九七)正月城州紀伊郡稲荷本宮(京都伏見)神主下総守正四位秦宿祢親景より分霊を受け奉祀したという。
(東京都神社名鑑より)ご利益など
- 御祭神は菅原道真公
- 文章上達
- 大正末期から昭和初期の頃、馬込にはたくさんの文筆家が住んおり、神社に文章上達祈願をしに訪れていた
- ペンや万年筆を供養した筆塚がある
(『ご利益別ピンポイント神社』マガジンハウス編より)
そうなのです。
こちらには伯爵邸の屋敷稲荷から移築された
「稲荷神社」もありました。
そして、こちらが「筆塚」です。
「ご利益」でも少し触れていますが、
この辺り馬込エリアには
明治後期から昭和初期には
著名な文士や芸術家が
たくさん住まわれていたそうです。
誰もが知っている有名な方では、
- 三島由紀夫
- 川端康成
- 北原白秋
- 子母沢寛
- 山本周五郎
- 萩原朔太郎
- 村岡花子 etc.
案内板やガイドブックもあるようなので、
心地良い季節にでも散策されると
良さそうですね!
学問の神様として有名な
菅原道真公を祀った
この北野神社に
お参りすることで、
「文章が上達する」
ともありますが、
確かにこうして調べますと、
この辺り馬込エリア、そして山王エリアにも
本当に名だたる文士や芸術家の方々が
住まわれていたようで、
信憑性は増すばかり。
ご自身の努力はもちろん大切ですが、
それを後押しするパワーを
もらえそうですね。
小説家始め、将来、文章を扱いたいと
考えておられる方や
芸術家を目指されている方などは
一度、お参りされてみてはいかがでしょう。
またひとつ、
隠れたパワースポットに
巡り合えたように思います。
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