デアリングタクトの三冠なるか!?秋華賞2020の出走馬をみたオヤジが…。

競馬オヤジの壺

こんにちは、競馬オヤジの壺のウマンです。先週の馬券成績、いかがでしたか?オヤジさん、予定通り東西10R勝負でかなり儲けたよう。ただ「硬かったね、思ったよりつかなかったな」って。取ってナンボなのでノープロブレム。ボクも乗っかりで結構おいしい思いをさせてもらいました(笑)メインレースに関しては、西はオヤジさんの指数通り。東は馬場の影響が大きかったって。でも両メインともココでピックした予想はドボン。「見」を強調して良かったって言ってました。オヤジさんが言うように今年の3歳牡馬でコントレイルとサリオスは別格。あ、まだ脆さが同居しているけど、カフェファラオも同様とのこと。あの結果については納得だそう。一部、サトノインプレッサの評価が凄く高かったのでちょっと踊らされちゃったって。陣営他が期待しているように物凄く良い馬なのは間違いないんだけど、気になる点が2点くらいあるとも。まぁ競馬に携わる人が言っていることの方が間違いないから、偉そうなことは言えないんだけどねとも。気になる点について聞いてみると、う~ん・・・・・・ってごにょごにょいいながら、1つはメンタル。ゲートの件は分かりやすいでし。もう1つは馬体的な話なんだけど前後のバランスと体幹面とのこと。オヤジさん曰く、ディープインパクトしかりナリタブライアンしかり、55:45というか6:4の比率なんだよね!って。オヤジさんの感覚での前後のバランスとのこと!距離適性が広い名馬(スーパーホース)は大きいしっかりとしたトモを持っていても胸が凄く深かったりもするし、前後のバランスはそう見えるというか、単に馬体の比率というだけではなく、走法というかね、総合的なイメージにはなっちゃうんだけど。地方馬なんだけど、アブクマポーロなんかもそうだったなぁ。抜群の末を持っていたけど心肺機能も並じゃないって。筋肉の質なんかではサイレンススズカも素晴らしかったけど、ディープインパクトとナリタブライアンは名馬の中でもちょっと別格だったような気がするっていつも言ってます。オヤジさんが競馬にハマったのってタマモクロスとオグリキャップからなのでシンボリルドルフはリアルタイムじゃないんだって。ルドルフの息子、トウカイテイオーも素晴らしい馬体で、まさに貴公子という言い方がピッタリって。1年ぶりに田原成騎手で勝った有馬記念時のパドックでの馬体は素晴らしかったんだって。特に後肢の運びというか、股関節他の柔らか味に関しては、他馬に例を見ない程だったんだって。オヤジさんの場合、過去の馬に重ね合わせて今の馬のキャラ他をジャッジするケースが多い。その中で理想的なのはナリタブライアンで、ある意味規格外なんだけど、良好な箇所満載なのがディープインパクトかな?って。この2頭はやはり別格なんでしょう。ただディープインパクトの前年のダービー馬、キングカメハメハのNHKマイルC出走時とダービー出走時の馬体の素晴らしかったって!凄味があったって。オヤジさん、地方馬のコスモバルクを応援しつつも、こりゃ敵わんって馬券自体はキングカメハメハから買ったって(笑)他にも馬体について語りたい馬は多々いるとのことも、それはボチボチやっていきますので。まずは今週の競馬の糧になるように!

そうですね、今週は秋華賞!デアリングタクトが無敗の三冠牝馬に挑戦という歴史的レースです。オヤジさんもそうですが、デアリングタクトがエルフィンSを勝った時に「今年の牝馬一番馬はこの馬!」と言われていた予想家の方も多かったと記憶しております。実際にドロドロ馬場でHペースになった桜花賞に軽い馬場でミドルペースだったオークスともに勝利しましたからね。力が抜けているのでしょう!とはいえGⅠを勝ちたい気持ちはどの陣営も同じ。一夏越して見違える程の成長を見せる馬が現れるケースもしばしばですし、ココ目標にキッチリ仕上げてきます。オヤジさん的にはデアリングタクト筆頭に出走各馬の状態についてどう見ているのでしょう?全馬についてコメントできませんが、写真ある馬中心に久しぶりに行ってみましょう!

デアリングタクト

これは根拠薄めになるけど、ロベルト系の名馬って重厚感が抜群な印象が強い。近年だと同馬の父エピファネイアやタニノギムレットにシンボリクリスエス。それとグラスワンダーやナリタブライアンにマヤノトップガンもそう。デアリングタクトも手先は軽いんだけど重厚感があって良いよね!胴は写真でも立体的に見えて背中のラインが素晴らしい。こういった背中の場合、窮屈さがなくて上手く使えそう。よって背中の柔軟性があって強くなりそうなんだよね。体全体を使って走るんだけど、無駄が少なくエネルギー効率も良好。また同馬の場合、メンタルが強そうなんだよ。桜花賞の馬場でグイグイ伸びたり、オークスで一瞬包まれたりしてもヘッチャラって。鞍上の松山弘騎手は相当焦ったと思うけどね。跳びが大きいのに四肢の力が強いから緩い馬場もなんのその。エルフィンSを見ると分かるけど、京都の下りもとっても上手!状態も変な話も出ていないし、死角らしい死角はないんじゃないの?コース形態的に不利を受けやすいから真ん中辺りが乗り易いのでは?

だそうです。ボクの勝手な興味でオヤジさんに、コントレイルやアーモンドアイとの対戦ではどっちが勝つと見る?って聞いてみたのですが、ひょっとしたら同馬が勝つかもよ!?って。ただ適性が同馬の場合少々違うっポイ。コントレイルとアーモンドアイならば東京の2000の良馬場で真っ向勝負すれば面白いけど、デアリングタクトの場合、東京よりも他場の方が向きそうな気もするし、距離もね。って。春からの成長については

「劇的な変化をする場合、春は下級条件でというケースが多い印象。というのも、春もクラシックで好走した程の馬ならば形相的にはボチボチできているケースが多い。またそうじゃないと早熟化傾向が強い昨今のクラシックで勝ち負けは難しい。最近の馬で強いていうならディアドラがややそれに近いかなぁ?関係者以外が見ても分かる程の大きな変化なんてのは育成がココまで発展する前のことじゃないの?しかも、トレセン自体の設備もまだまだだった時代で、無理なく使いながら成長を促した頃の。自分もリアルタイムは全く知らないんだけどアカネテンリュウって馬がいた時代とか!?形相的変化はそれ程ではないけど、馬体がしっかりして素晴らしい馬になったのはリスグラシューにクロノジェネシスかな?

とのこと。デアリングタクトに関しては、シルエットに良い意味で伸びが出て、更に馬体がしっかりしてきたんじゃないの?って。それとオヤジさん、オーナー(ノルマンディーサラブレッドレーシング)の岡田牧雄氏と杉山晴調教師との関係性が凄く良さそうだよねって。お互い信頼関係が凄く強そうって。また腕も相当ある方々だよって、知ってるだろうけどとのこと。何かアクシデントでもない限りまずここでは負けないでしょうとも。既に無敗の二冠馬だけど、相当の名馬の可能性があるよ!って。

じゃあライバルの方はどうなんでしょう?オヤジさんが馬券的に気になる馬はどうなんでしょう?

ウインマリリン

綺麗なシルエットの持ち主だけど、硬さも感じる馬体。それでいて東京の2000や2400であれだけの競馬ができたのは相当な心肺機能の持ち主なんだろうね。胸の深さが抜群でそれに裏打ちされたスタミナと、それ由来の持続型のスピード能力が相当。繋ぎもやや硬そうというか、他馬よりバネ感を感じない。なので悪化した馬場というか緩い路盤はあまり苦にしないかも?デアリングタクト同様のオークス以来で、フレグモーネで少し休んだとの報があるけど、馬体的にはそこそこ仕上がっていそうに見えるよね。写真の問題かもしれないけど、もう少し、筋繊維がハッキリ見えたら更にいいけど。筋肉の柔らか味もあるし量も増えたっぽい。確実に成長はしていそう。京都の内回り2000は向きそうなタイプ。内枠引けたら本命馬を苦しめても不思議ない。最終ジャッジは最終追い見てからだけど、評価はしてるよ!

ウインマイティー

正直、オークスではあまり評価していなかったんだよね。というのも忘れな草賞での走りから、疲労残りというか影響が出ると見ていた。もし出なければ悪化した馬場の巧者なので、東京の軽い芝では厳しいのでは?って。同馬の能力というかキャラの適性面の広さが思った以上だったことと、同馬のタフさも大きい。また今年の3歳世代レベルでは杞憂だったのかなと。この父の産駒ながらシャープでメリハリの効いた馬体。やや線の硬さは感じるけど、手先が軽く繋ぎの角度や長さからも対応の広さがあるということなんでしょう。良い意味で体幹面が硬く強そう。背の長さから距離云々を言う人はいるのかな?全体のバランスというか、四肢の長さ含め筋肉量からも距離は全く問題ないというか、適性自体広めでもあり、次のエリザベス女王杯の方が更に良さそうな気も。元々、叩き良化でもあり、出っぱの悪かった前走は気にしなくて良さそう。

クラヴァシュドール

今回の馬体を無る限り、距離は短めが良さそう。シルエット的に伸びよりも筋肉量が増えてコンパクトさが目立ってきた感。ハーツクライ産駒でこういう感じの成長を見せた場合、マイルの上級馬になる可能性が高いのでは?もちろん世代戦の2000なら対応可能だろうし馬群を苦にしないメンタルの強さがある同馬。個人的には無理使いせずにヴィクトリアマイル目標とかでジックリ成長させたらなぁって。2歳時にサリオスと東京の長い直線を好勝負した印象が強過ぎるのだけど、後肢の感じや腰の辺りのシルエットからも一瞬の脚を活かす競馬が向いてそう。胸が深くて写真でも立体的に見える胴は魅力的で心肺機能は強そうだよね。骨格の可動域も良好そうでいいですね。でも同馬もどの枠に入るか!?だなぁ。

パラスアテナ

四肢や胴に伸びのあるシルエット。曲飛気味だけど、トータルバランスからは一瞬の脚より長い脚を使いそう。また体幹面も強そう。手先は軽いんだけど、蹄底もまずまずあるし、繋ぎの感じからも軽い時計勝負より緩い路盤は向きそうな気がしますね。馬格自体はまずまずもタフそうな印象も。立ち方もあるんだけどお尻とヨロの辺りの筋肉が逞しく見える。こういったタイプは安定味には欠ける反面、末の破壊力がある馬が多い印象。馬体だけなら結構魅力的だけど乗り替わりがどう出るか?

マジックキャッスル

いつもココで骨太ながら軽い芝で時計勝負に強いキレのありそうな馬を推奨しているんですよね。ディープインパクトはその究極の究極だったと。個人的印象ではありますがあの馬は小柄でも骨が太いというか、華奢な感じがしなかった。牝馬でもヒシアマゾンやエアグルーヴにウォッカにダイワスカーレットなども逞しかった。ま、馬体自体デカかったってのもあるっちゃあ、あるんですけどね。名馬なので人知を超える面はあると思いますけど。ただ骨格というか骨がシャープな馬って、それ以外のパーツが優秀でも上級重賞ではやや頭打ちになる印象。故障という面が付きまとう(強い調整ができない故成長させきれないというか能力を発揮させきれない)だろうし、ある程度の馬格や逞しさがないと体重制限のない競走馬の世界では厳しいのでしょうね。同馬の場合、コンパクトながら良好なシルエット。これで馬格があればマイラーとして結構なトコまで行けたような。筋肉の質や胸の深さ等、見所は十分なんですよね。手先がかなり軽く、非力感があるのでキレいな馬場で競馬したいとこでは?とはいえ馬群気にしないメンタルの強さもあるので、枠と展開次第では食い込んで不思議ない。とにかく当日の馬場状況次第かな?

マルターズディオサ

キズナ産駒特有のややタルめながら粘りのある良質な筋肉の持ち主。キズナ自身、そういった筋肉の持ち主だったので、使われる毎に充実していった印象。キズナの場合は筋肉量がかなり多く、骨太だったですよね。同馬は筋肉の質は受け継ぐもややシャープでしなやかな流線形のシルエット。小顔で好バランスで賢そう。2歳時から馬体自体は良好で徐々に大人びて充実してきた感。体調面もまだ頑強さが足りず、勝ち方に派手さがないので優等生的で競馬が上手いとばかり言われ、GⅠをブッコ抜く程の強さが微妙に感じる人はいると思いますが、個人的には大分しっかりしてきたので、あまり心配し過ぎなくてもと思います。ただ仕上げ易そうなタイプだけに前走どこまで仕上がっていたかはポイント。上積みあれば!

ミヤマザクラ

牝馬ながら逞しさが前面に出たタイプ。筋肉量が豊富で胸前やトモは逞しい。管がシャープで繋ぎ自体はやや短い感じ。手先は軽いもバネ感はどうだろう?可動域自体は良好そうですね。桜花賞時は大きな期待をしたんですよ。あの馬場も有利になるんじゃないか?って。レース後には鞍上の福永祐騎手が馬場が良くなかったって言ってましたので良馬場向きなのでしょう。確かにクイーンCの走りからは固めの馬場の方が結果が出てますからね。厩舎力抜群の藤原英厩舎所属馬だけど、直行がプラスに出るタイプなのかは疑問先行かな。

ムジカ

1勝クラス2着から、ローズS2着で出走権獲得。元々、勝ち切れないも2,3着が多い相手なりに走れる能力・体力はある馬。エピファネイア産駒ながら同父産駒のデアリングタクトとは違い、軽さとシャープさが前面に出ていますね。母父のディープインパクトの影響なのかな?体の線がキレイで筋肉自体はやや量というか付いている箇所のメリハリは微妙も、質は柔らか味がかなり良質。そういった面も使い減りしなかった要因では?前走のレースレベルをどう見るか?指数派にもよると思いますが個人的には微妙。陣営的にもGⅠ出走に向けて戦略的に仕上げた感。そういった腕は素晴らしいですが、上積みがあるかどうか?というか前走のレベルから相当な上積みというか、覚醒が必要な気がします。

リアアメリア

四肢がスラッと長く、首がやや短め。後肢は曲飛ですね。筋肉の質は上々で手先の軽さやバネ感と可動域の良好さが上手くマッチしたタイプに思えるのですがどうでしょう?2歳時よりシルエットに伸びは出ましたが、形相的な変化よりも、好位で折り合えるようになったメンタルに大きな成長の跡。元々、脚力はありましたからね。胸前やトモの張りも上々ですが脛の張りは上々。皮膚が薄くて垢抜けた馬体はノーザンファーム産のエリート然としています。前走のレベルに関してはアレですが、好位で折り合って勝ち切った事と馬体重を戻せたことは大きなプラスでしょう。

中途半端な総評~っす!

今年の3歳馬のレベルが疑われていますね。それもこれもクラシックで毎年優位に進めているノーザンファーム筆頭の社台Gの苦戦が大きなファクターなのでしょう。他の牧場のレベル云々というよりは、クラシックに照準を合わせて育成しているノーザンファーム産馬の苦戦(まさかの晩成?)で現時点ではそういわれている可能性が高いと見ているのですがどうでしょう?低いと言いつつも先週サリオスや神戸新聞杯2着のヴェルトライゼンデなどもいます。あ、前週に熱発したヴェルトライゼンデが2着にくるってことは全体としては・・・。

以前からコメントしているように、コントレイル、サリオス(カフェファラオを追加)、デアリングタクト、レシステンシアは高レベル。スマイルカナもまずまずです。要するに世代上位数頭は例年同様レベルは高いということ。2,3番手クラスが正直、微妙なのでしょう。とはいえその中でもバビットのような馬も出て来てはいます。夏のローカル終了時に大よそ3歳世代のレベルがジャッジされますが今年は少々遅めなのかも。今の所は世代自体は微妙と言わざるを得ませんが。そう考えると、やはりデアリングタクトを脅かすのは上がり馬!でも秋華賞出走馬のなかで目ぼしい馬は微妙。余程のことがない限りという結論です。今の所、馬券の相手というか買いたいなって思っているのは、紫苑Sの上位馬。写真があったトコではマルターズディオサにパラスアテナにウインマイティーにマジックキャッスル。土曜日に雨が降る予報なので、馬場の悪化もある程度頭に入れたい。そう考えると開幕週のきれいな馬場ではありましたが、やや緩めの路盤で好走した紫苑S上位馬に向きそう。

こんな感じだそう。追い切りを割と重視するオヤジさんなので、今回は大雑把なまとめにはまりましたがいかがでしたか?参考になりましたでしょうか?天気は少々心配ですが、デアリングタクトの無敗の三冠馬誕生には大きな期待しちゃいます。では週末まで予想、楽しみましょう。

byチーム競馬オヤジ

Posted by KeibaOyaji