帝王賞2021!について、不調のオヤジさんに聞いてみた。それと宝塚記念の反省他。

競馬オヤジの壺

こんにちは、競馬オヤジの壺です!先週の馬券成績はいかがでしたか?う~ん、かなり難しかったですね。ボクは宝塚記念の3連複は取れたんですが、あまり儲からなかった(笑)オヤジさんはレイパパレ頭固定で絞ったようなので残念賞。動画や直前の見解でもイマイチですみませんってオヤジさんが言ってました。まずはオヤジさんが、僕等に話していた宝塚記念の反省から!

パドックで良く見えたのは、ユニコーンライオンとクロノジェネシス、カレンブーケドール。カレンブーケドールに関しては、馬のメンタルも心肺機能も良さそうでした。さすがの国枝栄厩舎!ただ距離短縮での臨戦と、正直言えば戸崎圭騎手の騎乗がハマらなかった。戸崎圭騎手がヘグったのではなく、今回、勝つためにクロノジェネシスをマークする、差し競馬に徹する予定だったのかな。前に行くとソラを使って脚のある馬に差されるケースが多いカレンブーケドール。ただ他馬との並走ならば自身の限界まで行けそう。そういった面を活かすためにもあの位置を陣取って、レイパパレ辺りが前半59.0位では行くと見ていたのでは?ラップを読み違えたという感じではないかと?とはいえクロノジェネシスには勝てなかっただろうね。

キセキはやはり4歳時とは明らかにキャラ変してるよね。福永祐騎手がゲート上手く出して番手外。タレてはいないんだけど、元々キレも微妙。キセキって位置取りはかなり様々で、それと体調によってタレることはあるけれど、基本後半の脚に限界があるタイプ。前半1000が1分ちょうどだったのでこの距離、コースで勝ち負けに持ち込むにはもっとラップを上げる必要がある。が、もう加齢で4歳時に見せたスピードはないから、馬場が緩くならなきゃ厳しかったのかな?でも5着なら十分善戦!偉い馬だよね。

2着のユニコーンライオンは逃げられれば相当しぶといし、勝負根性もある。持ち味は心肺機能の高さと、あの血統ならではの重厚感からくるパワー&スタミナ。馬体から適性は中距離だろうけどね。レイパパレを退けたのは大きい。

アリストテレスは本質的に中距離馬ならもっと良い脚使うと思うんだけどなぁ。あの坂路の追い切りからも中距離仕様にキャラ変をしようとしたのでは?個人的には中長距離だと今でも思っています。事前にもコメントしたけど、エピファネイアの産駒でもあり、バレークイーンの一族なので、意外と完成度高そう。オヤジが勝手に思っているだけかもしれないんだけどエピファネイアの産駒って、シンボリクリスエス産駒の特徴である、体幹面の緩さがある。シンボリクリスエス産駒は骨量は豊富で、骨がかなりの太さで雄大な馬格というかシルエットの馬が多い。そういった面プラススピード能力から軽いダート向きの馬が結構出る。芝の場合、骨格に伸びがあるもそれ程骨太ではなくやや細身に見える牝馬の方が結果出しているのはそういうコトだと以前から思っていたんだよね。エピファネイア自身はお母さんの良い所を凄く受け継いだんだって。上手く中和されたというか、さすがの配合だよね、NFの。アリストテレスの場合、筋肉量は豊富も鈍重さを感じさせない馬体で、「お、これは」って思っていたんだけどね。長距離で相当強いのではと。どうもAJCC辺りからキャラ変したような気もするし成長度的に微妙だったのか…。真面目に走るよう教育したら天井がみたいな感じかもしれない。ちなみにデアリングタクトでは管理する杉山晴先生が無理なローテNG出していたようだったから体幹面の成長を促しながらというか、見抜いていたのかも?生産者の岡田牧雄氏も成長を促そう促そうとしていたようだしね。ちなみにダービー2着のエフフォーリアはある程度体幹が良くないと、皐月賞のあの走りは出来ないハズ。一見緩そうには見えるけどね。体質面の弱さはあるけど、意外とシルエット的にも完成度高いかもね。

う~ん、レイパパレがなぁ…。川田将騎手が逃げを選択しなかったのは可能性高いとは思いつつ、逃げて欲しかった。前半かなりの距離掛かってたからねぇ。でも3角の手応えから「よしっ」って思ったんだけど、ユニコーンライオンも差せなかった。一旦前に出たハズなんだけどね。同馬は規格外と見ていたので、もう少し分析したい。ただ馬場が緩い方が良いのかも!?長めの立ち繋ぎだからなぁ。バネ感はかなりあるけどね。これは個人的意見ではあるけど、完成度自体は高いと見ている。馬体重増は今まで減ってたのが、馬がしっかりしてきて減りにくくなっただけでは?今回もやはり細身に見えたくらいだから。ただ母父のクロフネの血が今後良い方に出るかも!?クロフネ自身、体の線が硬く、更に体幹の硬さもあったと思うんだよね。素晴らしい馬体の持ち主ではあったけどさ、長手で伸びがあって。なので配合次第というか、母父に入って体幹面の緩さをしっかり補ってくれるような…。特に牝馬の場合は筋肉の硬質化が牡馬よりもはるかにユックリというか、しにくいからね。この後にコメントする、クロノジェネシスがその最も成功した例になるんじゃない?

クロノジェネシスに関しては、▲の評価をしたこと恥じないといけない程のデキ。遠征帰りで少しだけ疑ってたんだ。直線の体幹面がブレない走りは素晴らしいの一語。ただ戦前にコメントした通り、阪神のコース形態と馬場が合うのもあるし、アーモンドアイやフィエールマン接戦していたことからも、今回は相手が楽だったのかも?キャラ的には牝馬版グラスワンダーだと昨秋から思っていたので、もっと早くコメントすべきだった。バゴ産駒は配合次第ではあるけど、ロベルト系のような底力がありそう。また持続勝負になった時や我慢比べに相当向くのかも?とにかく素晴らしい馬ですね!関係者の皆さま、おめでとうございます。

だそうです。で、オヤジさんに凱旋門賞どう?って聞いたら今の能力ならやれそうだけどね!ただ今年は向こうも層が厚いから、日本からも数頭出走して欲しいなって。期待しちゃいます。

さて、では今週水曜日に大井競馬場で行われる帝王賞についても、聞いてみました。オヤジさん、しばらく予想は出したくないなぁって、当たらないし、申し訳ないし。と自虐モード。諸々、見解中心にお願いしてみたら話好きのオヤジさんらしく結構出てきたのでネタにします。

帝王賞 GⅠ

ちょっとしたデータ!

〇人気馬が強い!

〇前走着順は掲示板!

〇平安S、かしわ記念、が好ステップ!

〇近年はJRA勢が圧倒!

砂の入れ替えを行ったとの報(3~4コーナー付近だったかな?)。現状、時計がそこそこ速い。この時期なので、雨によって馬場の悪化の可能性もあるが、大井の場合、少々変わっていて重だから時計が速くなるとは一概に言えない。また馬場が悪化すると粘りのある特殊な馬場になるとの話もあるし、キックバックが強烈との弁も。雨や風が原因か不明も砂厚による馬場の内外差も出やすかったりすることも。水曜日のナイターでの開催。このコースへの経験や適性は重要。

各馬短評!

①ヒカリオーソ 早熟とは思えぬも、古馬になってから低迷している感。また本質的には逃げ位置で粘り込みたいタイプ。今年は前掛かりの可能性大でしかも1枠。展開面を選ぶか?圧の掛かりにくい位置を選ぶか?難しい選択になりそう。

②モンゲートラオ 伸び盛りの4歳馬ではあるが、少々実績的に見劣る。重賞になるとやや位負けしている印象も強い。成長待ち!?

③ミューチャリー 前走の強さ、時計からそこそこ人気しそう。デビューからその末の確かさが同馬の最大の武器。首の高い走法やキレ、まとまりのある馬体からマイルも良さそうに見えるのだが、脚が溜まらないペースだと厳しい。本質的には中距離ベターで、ペース関わらずある程度ユッタリ追走し後半のキレ勝負向きでは?ただ昨年の東京大賞典ではスローを追走し5着。今回、ペースが微妙に上がった前掛かりになりそうなので、後方で上手く脚が溜まれば。

④テーオーケインズ ここへきてグングン強くなっている!軽めの砂の時計勝負には滅法強い。昨年の東京大賞典は同馬らしい競馬ができなかったのが敗因。この父の産駒は自身の競馬に持ち込めれば強いが、そうでないと意外と脆さを出す。中央では素晴らしい騎乗が多く、将来のリーディング候補の一人である松山弘騎手。積極策も多くダート向きの印象も強い。が、どうも人が良いのか、強引に来る人馬には引いてしまう印象もある。前半の位置を上手く取れるかどうか?

⑤カジノフォンテン 今回、取捨が難しい1頭。4走前の東京大賞典では素晴らしい走りを見せ2着。次走の川崎記念ではJRA勢を撃破し奪還!前走もJRA勢を負かし名実ともに地方のトップに。地方代表の雄として地方競馬ファンの期待を背負う今回、どんな競馬をするか!?父のカジノドライブは現役時代美浦の藤沢和厩舎に所属したダートの上級馬!血統も超一流で素晴らしいスピード能力の持ち主だった感。その父の良さを十分に受け継いでいる同馬。今回、オヤジ的にはどうするか?と聞かれれば、微妙な所。根拠はまず展開!同馬はややスローの逃げ先行型。自身のペースで行ければしぶとい。今回、前目に行きたい馬が多数で楽な競馬は微妙。また川崎記念に勝ったとはいえ本質的には2100よりは1600向きの感。厳しいラップでの2000、大井の長い直線をどう凌ぐか!?ダノンファラオ辺りの出方にもよるが…。

⑥ダノンファラオ レースの格や相手にもよるが、割と2番が利かないタイプ。間隔を空けての今回はプラスに出そう。脚質的には逃げ先行だが、とにかく揉まれないことが重要。鞍上の川田将騎手はこの馬主のファーストジョッキー。今回、勝負気配ムンムンもカジノフォンテンとの兼ね合いがなかなか難しい。というのも同馬の場合、スローだとキレ負けしそうで、厳しいラップになれば後方の馬差されそう。名手がどの位置でどのラップで行くか???逃げ馬直後の外で、前半落として後半の持続勝負に持ち込もうとするのかなぁ?思い切ってそこそこのペースで離して逃げたら怖いと思っています。後で指数順を出しますが、GⅠだと少々足りない印象も。

⑦チュウワウィザード チャンピオンズCそしてドバイWCでの走りは素晴らしいの一語!完全に本格化したのでしょう。血統的にもダイナフェアリーの一族で、字面なら芝でも通用しそうな感。そういった面があるからだと思うが、時計勝負の軽めの砂向きの印象。主張がそれ程強くなさそうで賢そうな馬なので距離自体は融通効くタイプではありそう。懸念点は3つ!1,ドバイ帰り2,左回り巧者ではないか?3,叩き良化型。3に関しては昨今のトレンドである休み明けにいきなり本番というローテなのでそれ程心配はないという人もいそうだが、個人的には微妙とのジャッジ。大井出身で手が合う戸崎圭騎手というのはプラスも人気とのバランスを考えると…。

⑧オメガパフューム 仕上がり状態にもよるがダートの右回りの中距離以上であれば常に上級重賞級で、大井競馬場の申し子といっても過言ではない実績。ダート馬らしい、筋肉量や馬格はないが、体幹面がしっかりしていそう。また大井の長い直線をフルに味方にできる脚質と適性でもあり、陣営も6歳になった今期は無駄打ちせず、狙ったレースのみの出走なのだろうか?仕上げ達者な安田翔厩舎なので心配はそれ程していないし、鞍上は最良のパートナーM・デムーロ騎手。しかも天敵のクリソベリルもルヴァンスレーヴもいない。陣営的には負けられない一戦なのだろう。ただ仕上がりの確認は必須!

⑨フレアリングダイヤ 既に約60戦消化とタフで馬主孝行な同馬!昨年もこの帝王賞に出走し、14着。鞍上との相性や馬場、展開の問題はあるにせよ割と人気通りには走る。さすがにココは相手が強いか!?

⑩オーヴェルニュ 中央の軽い砂の時計勝負向き。しかも降雨で馬場が締まれば尚良しというタイプ。使われながら徐々に強くなり前走の指数は上級重賞級。父は地方交流のタイトルを欲しいまま総なめにしたスマートファルコン!母系には芝のスピード能力や底力が補完されていそうな血統。2走前のフェブラリーSは頂上決戦のマイルという適性微妙な面もあったが、デキにも陰りがあった感。初大井、初ナイターがどうかは未知数も、少々気性面にクセもありそうなので、それが良い方に出れば。大井の深い砂が合うかどうかは、やってみないと何ともも、ヘタに水が浮く重不良になるよりは重から稍重、場合によっては水分量そこそこの良の時計勝負の方が!個人的には2000は問題ないと見ている。

⑪ノンコノユメ 元々の能力自体は相当でここでも引けは全くとらない。が、そんなノンコもさすがに9歳に。追い切りの動きなどを見ると、買いたくなる動きだし過去馬券的にも相性が良かった故、応援したい気持ちはあるが近走結果からはさすがに衰えを否定できない。前崩れでどこまで。

⑫マルシュロレーヌ 只1頭の牝馬。以前は只1頭の牝馬は馬券に絡まないのが定説も、近年は牝馬優位の状況故、それだけで一概に消すことはできない。4歳夏以降は素晴らしい成長力を見せ充実一途。成長力あるオルフェーブルの産駒らしい。また母方も桜花賞馬キョウエイマーチと良血で血統ならば上位の1頭。馬体重の増減が激しいタイプなので、その辺の見極めは重要。牡馬との対戦は問題なさそうも、さすがにこの相手は強いか!?船橋の名手・森泰斗騎手の騎乗に期待。

⑬クリンチャー 砂の深い小回りコースで行われる交流重賞は合うのでしょうね!相手関係上の問題はあったにせよ、ここ2走は強かった。パワータイプで元々芝馬も、上がりのキレ勝負になるとダートですら分が悪い感。相手関係的に微妙でもあった可能性は否定しないが3走前のチャンピオンズCが証明している。左回りも微妙っぽいですし、G1ともなると距離ももう少し欲しかった可能性。今回、大外枠を引き当てC・ルメール騎手を確保したことで位置取りに余裕が出そう。逃げ馬の直後で競馬をすれば無類の強さを発揮。大井の長い直線も、ともすればズブくしぶとい末を使う故、問題なし。自身の競馬でダートの一流どころとの力関係だけだろう。

指数順 今回はSS~Eのランクではなく、GⅠ以外の日曜版のように上位順にしました。

指数上位       ポイント

チュウワウィザード 左回り・軽い砂

オメガパフューム 右回り

オーヴェルニュ 近走指数↑ 重馬場〇

テーオーケインズ 伸びしろ十分! 時計勝負〇

カジノフォンテン スロー逃げだと強い!距離ベスト???このメンツだとちょっと長いか?

次点馬

クリンチャー 4走前の指数抜群!

ダノンファラオ 走力十分も揉まれ弱さ!ムラ

マルシュロレーヌ 末確実。大井得意!

ミューチャリー 展開注文!

ノンコノユメ 近走下降気味

総評~っす!

久し振りに層の厚い交流GⅠになったのは、馬券を買う側としては嬉しい限り。とはいえ絞って狙い撃ちがしにくい不確定要素も多い。例えを上げれば、カジノフォンテンがそこそこのペースでJRA勢にマークされ揉まれた時にどうなるか?テーオーケインズがこのメンツで2000が長いか?オーヴェルニュが地方の砂が合うか???etc。ダノンファラオが行くかどうかに関しては、近走番手競馬を覚えさせているので、今回も番手からでカジノフォンテンマークの可能性が否定できない。ただそれだと末の勝負で分が悪い故、仕掛け自体は3角からになる可能性も。う~ん、GⅠだけに思い切って行くか???昨年末の東京大賞典からカジノフォンテンが人気するだろうし、確かに本格化した今なら十分戦えそう。とはいえ、東京大賞典は指数が微妙で勝ったオメガパフュームはもちろんだが3着のウェスタールンドの方が指数的には上だった。この馬には好枠を引いたと思えるクリンチャーの出方も気になる。逃げ馬の直後の外を陣取れればそのしぶとい脚と勝負根性で!展開面はいろいろ考えるが、この馬が逃げるか?みたいな馬が行くこともしばしば。そのまま逃げ切ってしまうなんてことも。今回、強い先行型も多いのでさてどう考えるか?GⅠだけに勝負に逃げがあっても不思議ない。一応印出しますが、仕上がりの確認が必須の馬が多いので、あくまでも現状ということで!

◎オメガパフューム 〇クリンチャー ▲オーヴェルニュ ☆テーオーケインズ 注チュウワウィザード △1カジノフォンテン  △2マルシュロレーヌ △3ダノンファラオ

いずれにせよ、前掛かりの早めの競馬になるとは思う。個人的にはオメガパフュームで良いとは思うが、どうもクリンチャー、オーヴェルニュとテーオーケインズが気になる。オーヴェルニュに関しては頭もあるかも!?と思っている。軽いダートの重馬場専用機と思われそうも、もっと奥がありそうな気がしてフェブラリーSの時も、事前評価は高かった(追い切りやパドック見て消せたが)。テーオーケインズはやや鞍上(大井では)と枠が心配も近走の充実ぶりは相当!オッズを意識しているが、上位4頭中心に馬券を組み立てたい。馬券の種類は大井特有の枠単等もあるのでオッズを睨みながらにはなるが、⑧⑩とかであれば馬連でも食指が動く!3連系では注以下もシッカリ抑えたい。今回、交流GⅠにしては買い目が増えそうもヌケには注意したい。

こんな感じだそう。いかがでしたか?参考になりましたでしょうか?この所、調子悪いオヤジさん。本当はブログに出すのはスルーしようと思っていたって。ちなみに今後動画は不定期でやっていきます。ブログの方は基本週末には出す予定ですが、オヤジさんが渋ってるからなぁ。ま、確かにこの所参考になってないですけどね(笑)では交流GⅠ帝王賞。素晴らしいレースで馬券が取れますように。

byチーム競馬オヤジ

Posted by KeibaOyaji