枠順確定後の安田記念2020出走馬を見た競馬オヤジが言ってたこと。

競馬オヤジの壺

こんにちは。競馬オヤジの壺のウマンです!今週末に東京競馬場で行われる安田記念の出走馬の写真を見てオヤジさんが言ってたことをネタにします。

1枠1番 ダノンプレミアム

相変わらずの皮膚の薄さに筋肉量。その質は収縮力があって良好。また底力がありそうな腹袋にバネ感のある手先。胸囲は大きそうも、競馬オヤジ的見立てにはなるんですが、胸の形や前後のバランス(およそ5:5)から距離的に限界がありそうも、跳びの大きさからも誤魔化しが効くタイプ。ただ一瞬の反応が微妙なのでダラッと長く脚を使う。そう考えると、今回の最内枠は諸刃でもある。個人的意見としては2000前後の逃げ馬にしたらそうそう同馬を捕まえるのは容易ではないと思うのだが。東京マイルに関してはもっと適性が上もいるだけに…。ただパワー相当で一瞬のキレがないタイプなので下が緩くなるのは意外にも向く可能性。他馬切れが削がれたら!

2枠2番 ダノンキングリー

骨量自体はボチボチっぽいも、ガサの割に筋肉量は豊富。特に首や肩は良好で前腕や脛もバランス的には逞しい。故に四肢自体力はある。手先は軽くバネ感は十分。後躯は瞬発力相当の形(斜尻に曲飛気味)で一瞬の加速はかなり速いと見ている。ただ柔軟で収縮力ある筋力から、長く良い脚も使える一流馬。可動域も良好。今回は主戦の戸崎圭騎手が騎乗。前3走騎乗した横山典騎手が大事に乗ったお陰で、馬の状態は更に成長し、あがってきた感。一旦、緩めたっぽいがそれが功を奏して一段馬が良くなった(筋肉量やその柔軟性)かも?ただ同馬には1つだけ疑問も。ちょっと王道タイプではないというか、言い方が変ですが器用貧乏的な印象も。というのもマイルは短く、2000だと相手によってはラストが甘くなる。コンプレックスホースではないと思うので、展開次第かなぁ。今回はミドルからスローが予測される東京マイル。最良のパートナーが復活したこともあり、あの馬さえいなければ、最大のチャンスだったのでは?

3枠3番 ノームコア

全体的にはやや細身で、体の線も少々硬め。ただ体幹が相当優秀そうですし、四肢のバネ感も上々。筋肉の質に関しては葦毛故、分かりにくいも凄く良質でダラッヌルッとした柔らか味というか粘りがありそう。そういった質の持ち主は一瞬の反応が微妙も、東京や新潟や京都、阪神の長い直線でグイグイ伸びる。良い意味で体の硬さから時計勝負向きなんだろうなと。所属する萩原清厩舎は馬の状態維持に優れ、脚の弱い馬でもキッチリレースに使って結果を出す腕利き。勝負度合いが強い時、騎乗依頼を出すのも横山典騎手、戸崎圭騎手、C・ルメール騎手etcの一流ばかり。そういった騎手等との信頼関係も強いので勝負時には買うべきと勝手に思っている。

3枠4番 クルーガー

筋肉量、骨量共に豊富も伸びのあるシルエットは魅力的。今年で8歳になるとはとても思えない程、魅力的な馬体。以前は、豊富でやや硬質な筋肉量が目立つ馬体だったも、今回は良い意味で緩さというか良好な可動域等が感じられますし竦んでいない立ち姿でこの中でも引けを取っていないですね。またバランス的に小顔で首差しの角度も上々。胸の深さとトモの容量は凄く良いですねぇ。6歳時は体質の面もあったがややスランプも、7歳時の2度の海外遠征(オーストラリア)で馬自体一皮むけたのか、前走の走りは圧巻。絶対的なスピードが要求され、その上究極の上がり勝負になるとどうか!?だが、上がりが掛かるHラップになれば。

4枠5番 アーモンドアイ

キングカメハメハ~ロードカナロアという父系は勝手な印象だと、早くから競馬を使える産駒が多いも、少しづつ形相的変化があり、じっくりと成長する産駒が多いと思っている。キングカメハメハは怪我によって引退が早かったが、古馬になっても走っていたら相当な結果を出したのでは?ロードカナロアに関しても、年を追うごとに強くなりましたから。大よそのフォルムは母の影響も強く受けていそうですが、体幹面や筋肉の質に関してはやはり良質な父系そのまんまの感。フォルムに窮屈な面もなく顔のサイズと全身の比率も言うことなし。個人的に有馬記念は中山コースが向かないというよりは、1週目のゴール板で少々勘違いし、掛かり気味になって更に強気な仕掛け&フィエールマンの徹底マークという複合的理由での敗戦だったのでは?もちろん距離には限界がありそうですし、東京コース向きであることは間違いないですが。ちなみにパワフルな走法からも、雨で多少悪化した馬場は苦にしない。問題は東京マイルはやや速めのミドルラップになると、スプリント適性が重要になること。今回はそういったレースにはならなそうでもあるし、同馬ならばそうなってもとは思わせられる。

4枠6番 インディチャンプ

昨年から言っているが、大よそのフォルムは父で、筋肉の質や抜群の量は母方(母父の影響が強いかな)の印象で素晴らしい融合を感じさせます。正面から見たら幅も凄そう。ただバランス的な重心と筋肉の量からマイル前後が主戦場なのでしょう。馬体重にも表れている通り、骨量はそれ程でもなく馬格も中位。手先は軽めで筋肉自体のバネ感があり、後肢の形や前肢の出方からもTOPスピードの維持に優れているのかな?ただ、前後の収縮が上々で一瞬の脚の速さ自体も相当。早々にクラシック路線から変更し、馬の育成が達者な福永祐騎手を主戦に据えたことが物凄くプラスに作用している感。ココにきての馬の成長も感じられますから。東京マイルという括りでは同馬が最も高い適性があるのでは?

5枠7番 ペルシアンナイト

長く力感が凄い首差しに逞しい胸前に容量抜群のトモ。筋肉の質はハービンジャー産駒にしては硬質で体幹面も同様に感じますね。これはゴールドアリュールを輩出した母方の影響かな?背が短いので距離適性がマイル~2000なのかも?パワーもあり、相手なりのメンタルもあるので、条件さえ合えばGⅠの厳しいレースでも好走する能力上位。馬の能力を引き出しつつ、長く活躍させることに長けた三冠ステイブル・池江寿厩舎所属なので6歳の今期も傍目的には活躍できそう。ただ適性自体はもう少し緩い馬場の中距離よりなので東京マイルだとと、思ってしまうかも。

5枠8番 ケイアイノーテック

馬格の割に骨太で骨格の可動域も良好な感。ただ手先や筋肉の質にダートの短距離馬だった母の影響も垣間見える気がします。肩の傾斜は寝気味で、後肢は瞬発力型。胸が深いので心肺機能は相当で能力自体はさすがのGⅠ馬も、やや偏った適性が合いそうなのも事実。体高はあるも背の長さ自体が微妙で、荒れ馬場の1400~1800適性で今回のようなマイルのGⅠならば、荒れ馬場(重ではなく開催末期の荒れ馬場)のHペースを追い込み!というのが向きそうな気がしますがどうでしょう?

6枠9番 アドマイヤマーズ

暮れの香港マイル以来になりますが、成長の跡がクッキリ。キ甲が抜けて逞しい古馬になってきた。肩の傾斜の少々立ち気味で、後肢が曲飛気味。こういったタイプは適性距離が短めで加速力に優れたタイプが多い。ともすればスプリンターになりやすい。が、同馬の場合は能力なのか、長距離馬の育成に長けた友道康厩舎だからなのか、マイル前後に適性があり、どちらかというと長い脚のタイプ。筋肉の質はこの父にしては繊細で硬質感よりも粘りが強く見えるのだが、そういった面と深めの胸(心肺機能が相当)から長く脚を使うのかも。またこの父の産駒で、同馬のように繊細というか、ややシャープな骨量・骨格に出た産駒はスピード能力に優れたタイプに出るケースが多々ある印象。昨年の阪神JF優勝馬・レシステンシアも同様。厩舎関係者的には昨年のJRA賞(最優秀短距離馬)取れなかった事に歯痒い思いをしているとの報もあり、ココで同馬の力を証明するとの意気込みは凄そう。最大の持ち味は並んでからの勝負根性。競ったら負けない気の強さは相当。

6枠10番 ミスターメロディ

骨も逞しそうで、筋肉量は抜群。その質はやや硬質で典型的な米短距離の印象。首や胸前、トモの厚みは凄いですね。正面から見たら相当逞しいのでは?手先は意外と繊細でバネ感も十分あるので、芝の時計勝負でも対応するのでしょう。とにかくパワフルな短距離型というフォルム。やや前勝ちで大きな胸囲から相当な心肺機能。短距離なら、パタッっと止まることなくしぶとそう。しばしば適性距離が短めの馬に有利になる安田記念。一雨来て下が緩くなったら更に同馬向きに。

7枠11番 グランアレグリア

ディープインパクト産駒らしい、繊細で柔らか味抜群の良質の筋肉の持ち主。また骨格の可動域が相当で、大きなアクションは迫力十分。手先(繋ぎ)は繊細でバネ感が相当。後肢は瞬発力十分の斜尻に曲飛気味。パっと見からして良い馬ですよね。前後のバランスが抜群で大きなアクション故、適性距離は1200~1800程度なのかな?個人的には短めも脚を溜める1400~マイルとのジャッジではあるが(普通ですね)、能力から展開次第で中山の1200ならとは思わせられます。品があるのは良いことではあるんですが、少々気性面がお嬢さんっぽいというか、気が強過ぎる牡馬達囲まれてに競られた時にどうか?また桜花賞や阪神Cでの強さから本質的には右回りの方が良さそうにも思えますがどうでしょう。

7枠12番 セイウンコウセイ

既に結果も出ていますし、ファンも認識していると思うが1200~1400が適性距離では?骨量抜群で筋肉の質は硬質も粘り十分。頑強なスピード馬という印象。前に行けばしぶとく、荒れ馬場になれば更に同馬向き。週末の雨量が多くなれば、同馬にとって有利になる。このメンバー構成から行っても展開のカギを握るのは同馬か?

8枠13番 ヴァンドギャルド

一見、シルエット的に伸びがありそうも、背の長さは短め。また四肢の出方はスピードの持続に優れており、後肢の感じから瞬発力も上々。ただ手先のバネ感は少々足りなさそう。骨量というか、骨自体の逞しさはそれ程でもないが、纏っている筋肉の質と量は相当。品のある馬体に皮膚感はさすが一流厩舎の藤原英厩舎所属の社台RH馬。ピカピカの毛艶からも状態は絶好。ただこれだけのGⅠ馬(GⅠ級)が揃うと、同馬の良好な馬体でも少々足りないというか、かすんでしまうような…。

8枠14番 ダノンスマッシュ

四肢はスラッとし長めで体高は高め。背というか胴自体は短いので余計に体高が高く感じさせます。筋肉の質はかなり繊細もやや硬質で体の線もやや縦型かなぁ。後肢からは瞬発力を感じさせますが、過去走の印象からだと反応自体が早いか?と言われれば微妙。前走は馬場的にも前有利でもありましたし馬も頑張りましたが、逃げの手に出た鞍上の好判断だったでしょう。今回は鞍上が変わりますが、果たして主導権を握るのか!?一瞬の反応他、後半の脚が優秀な馬が揃った今回。スプリント路線の上級重賞戦線を歩んできた第一人者としてどんなラップに持ち込むのか?恐れず勝ち負けに持ち込むには鞍上の度胸がポイントに!

ちょっとした締め!

中2週というローテーションに不安はあるモノの、前走のレース内容からも反動はないと思われるアーモンドアイが中心なのでしょう。正直、中山コース云々は多少あるとは思いますが、個人的にはゴール板2回通過コースという面があったのでは?と。かのディープインパクトですら菊花賞では掛かりそうになっていました(実際掛かったがレジェンド武豊騎手がどうにか修正)。これは賢い馬に良くあることで、ゴール板を知っているが故にそこを通過する時一番前に!ということだとの報。騎手の指示に従うことが最も賢いという考えもあるでしょうか、ゴール板をTOPで通過したいという意識は認識力も相当ではあるが競争意欲も高いということでもあるので、そういった聡明さも大きな武器。有馬記念は相手も強かったが、諸刃が出てしまったのかも?

*関係者は距離とコースに敗因を求めてもいたので、競馬オヤジ的な勝手な見解であることをご理解ください。

東京コースであれば、週末の雨で多少渋っても問題ないでしょう。中心は仕方ないですね。ただ今回、馬体を見た感じで言えばダノンキングリーが魅力的。前走は展開上、逃げの手に出ましたが個人的には鞍上の判断としては間違っていないと。差されたのは展開のアヤで、1,2着の牝馬2頭自体が強かったというだけ。

インディチャンプも良い感じに仕上がっていそう。筋肉量が更に良い感じになって好バランスですよね。アドマイヤマーズもコメントの通り。今回、週末の降雨で馬場状態が分かりませんが、有力馬にそれを苦にしなさそうな馬が多いのも事実。アーモンドアイ、アドマイヤマーズ、インディチャンプ、ミスターメロディは苦にしないでしょう。またグランアレグリアも前走の走りからも、問題なさそう。4輪駆動タイプで掻き込みが鋭いタイプは比較的こなすケースは多い印象。これからウマンと指数や過去走のラップの検証と追い切りVTRの確認をし、少しだけデータなども見直して週末の結論に持ち込む予定ですが、今回は人気馬の上位独占になる可能性大でしょう。展開的にはややスロー寄りでミドルまで行くかどうか?アーモンドアイは前走同様、自信満々に直線の入り口から仕掛け始めるでしょう。この脚に付いて行ける馬としては、好位の内から器用に立ち回れるインディチャンプやダノンキングリー辺りが有力。坂上でTOPスピードに!ということになるのかな?もしくはアーモンドアイに挑むような仕掛けになるであろう、ダノンプレミアムやアドマイヤマーズのように長い脚を使うタイプが食い下がることになるのか?非常に興味深い。ただ現時点での印象としては、アーモンドアイの相手には4歳馬のダノンキングリーとグランアレグリアかな?と。

個人的には人気見てからにはなりますが、この鞍上なら前半ユッタリ入って直線勝負に徹しそうなグランアレグリアのキレに期待してみようかな?降雨による悪化度合いにもよるでしょうから、あれですが、今回はラストの800を如何に速い上がりで上がってこれるか?が大きなポイントになるとの見解です。左回りに不安はありますが直線長いですからね。その辺は鞍上の池添謙騎手に期待しましょう。ただ予想以上に馬場が結構悪化したらアドマイヤマーズとダノンプレミアムが要注意かも!?

いかがでしたか?参考になりましたでしょうか?オヤジさんダノンプレミアムに関しては、ミホノブルボンのように逃げてみたら良いのにって常に言ってるんですよね。馬柱では分かりにくいのですが、一瞬の脚は微妙であくまでもラスト600とかで良い脚を使うタイプなので。この所、ペース(展開)の読みがイマイチなオヤジさんではあるのですが、今回はスプリンター向きというよりは普通にマイル向きの流れ(ややスロー)になるんじゃないの?って言ってました。

週末にはまた、いくつかのレースとともに、最終結論としてアップしますので、よかったら見に来てみてください。では安田記念2020!予想、楽しみましょう。

byチーム競馬オヤジ

Posted by KeibaOyaji