かしわ記念2021の指数と動画のちょっとした補足!

競馬オヤジの壺

こんにちは、競馬オヤジの壺です。今回はかしわ記念の指数と動画のちょっとした補足をしたいと思います。動画の補足というのも、オヤジさんの話がおもしろかったのですが、血統というか、キャラ的な話でNHKマイルCとは少々関係がない話で長くなり過ぎてしまうので、こちらに補足してみました。ではまずは指数から!

GⅠ かしわ記念

・ポイント

①JRA所属馬と地方所属馬の力関係 カジノフォンテンの東京大賞典の好走及び川崎記念勝利で微妙に!?

②内枠・逃げ先行有利も展開次第な面も!

➂フェブラリーS好走馬(特に勝ち馬)が人気するが結果は微妙だが、フェブラリーS好走馬は差し追い込み多数故。

指数順・ランク(中央馬のみ)

想定指数S以上 カテゴリ・ダート1400~1800m

カフェファラオ S 気性脆いが…。

タイムフライヤー S下 脚質少々心配⤵

インティ A上 近走不安定で指数頭打ちも出っぱ良く番手の外で折り合ったら!

ソリストサンダー A上 自在性〇も破壊力微妙だが鞍上〇

ワイドファラオ A 得意舞台も近走不振

*参考 オヤジ指数的にカジノフォンテンは大井・川崎にてA上~評価

ちょっとした総評~っす!

フェブラリーS好走馬は、そこがピークで再調整後の出走である(疲労抜けているか)ことと、差し追い込み多数で、ココで不発になるケース。が、今年の1番人気且つ、レースを支配するであろうカフェファラオは先行し完勝。砂を被る云々もあるだろうが前走、そこそこ経験してもいる。アメリカンファラオ(アメリカンフェイロー)産駒はメンタルが脆い産駒が多いが、身体能力はかなり高い。地方馬ファンはカジノフォンテンの一発に期待しているのだろうが、地方所属馬にも速い行きたい馬もおり、ゲート次第ではあるが得意の逃げに持ち込めるメンバーではなさそう。近走逃げて好走している故、それがどう出るか?逃げられれば、Hペースで行ってもそうそうバテない。個人的にはモジアナフレイバーがいたら面白かったのでは?と。

オヤジの注目馬(一応の印順)

◎カフェファラオ 〇ソリストサンダー ▲インティ ☆タイムフライヤー 注カジノフォンテン

*連下は取り敢えずココではパスします(当日の気配重視)。あしからず。そこそこ行けるスピードある馬を上に取りました。カフェファラオが勝つ想定の場合、その直後から競馬する有力馬(好位勢)で決まると見ています。カジノフォンテンは番手で上手く折り合うよりも、ある程度行き切れたら怖いかな。陣営は番手で折り合う予定とのことだが…。インティが逃げ馬の直後で折り合えたら、実はこのコースはかなり向くと見ているがどうか?鞍上の腕に期待。タイムフライヤーはフェブラリー回避し転厩後の一戦。鞍上は魅力だが、ある意味手探りの可能性も。ノーザンファームサイドが全面バックアップの可能性大ではあるが。ソリストサンダーは指数上々で鞍上が大幅プラスに!交流GⅠでも勝ち負けできる可能性。

続いて動画の補足!

エピファネイア産駒の傾向について、オヤジが考えていること。

総じていえそうなのは、心肺機能自体は高い産駒が多いことと、ややデリケートというか、気性面で難しい馬が多いことでは?またムラが多いかな?

エピファネイアの父、シンボリクリスエスは骨量豊富で、骨格も雄大で骨も逞しい(骨太)印象。筋肉の収縮力が強く、骨格の可動域が良好で体幹が強い。藤沢和雄先生の厩舎に所属したことが大きなアドバンテージで、素晴らしい成長力を発揮しました。ロベルト系は、早くから活躍する産駒も出るというか、形相的にはそこそこ早いも、身が入るには時間がかかるというか、よく言えば成長力が良好な産駒が多い。歴史的名馬になってしまうが、グラスワンダーやナリタブライアンは典型例の頂上でしょう。ちなみにオヤジ的に典型と見ているのはタニノギムレットですね。成長力という面で言えば、マヤノトップガンやアーネストリー、モーリス。ただ後者の3頭は所属した厩舎や所有されたオーナーも大きく関係しており、その成長力を促すことを了承したことが大きい。

*馬主の経済力や厩舎関係者との力関係や育成計画等、厩舎の得手不得手等も重要。

産駒には雄大な馬格を伝え、骨量も豊富ながら母方によっては筋肉の硬さや大型馬特有の鈍重さなどが伝わるケースもしばしば。骨量といえば、単純に骨の逞しさでもあるのですが、骨量が豊富であっても骨密度の問題が出るケースもあるといわれます。ディープインパクトなどはあの馬格にしては骨量が結構ある方だった感。ディープインパクトについてのオヤジの印象は改めて。ただ一般的な判断とは少々違う感じです。

シンボリクリスエスのような、素晴らしい体幹面を持つ産馬は希少というか、ほぼいなくて、雄大な骨格を日本の速い芝で緩急を利かせながら速く動かすことが得意な産駒が圧倒的に少ない。簡単に言えば、軽い運動神経が抜群な産駒が少ない印象。体の線も固めに出て、ダート向きが多いですね。パワーや心肺機能は相当なのに、車でいうシャーシに、大型のオフロードタイプが多く出るとでもいえばいいのかな?感覚的な部分ですみません。良くも悪くもシンボリクリスエスの場合は、遺伝力も相当強かったのでしょう。米国にいたらどうだったんだろうって正直思います。というのも生産者がアレコレと試すような配合が見られた期間が短かった気がしますし(他の要因があったのかもしれませんが)。日本の馬場の特徴である、軽さというかキレが必要な面に関しては確率的に得手が出る率は低かったのでしょう。ですが速力の優秀な産駒は高確率で出た印象は強いですね。あ、体質の問題もあったとはいわれていますね。

エピファネイア自身、そういった特徴を多く受け継いでいますよね。豊富な骨量に素晴らしい心肺機能。主戦の福永祐騎手はパワーやスタミナを褒めてました。気性的な難しさは弥生賞の逃げ騎乗以降出たといわれていますね。当時まだ若手?だったW・ビュイック騎手の!オヤジ的には馬の専門家ではないのですが、JC当時からエピファネイアはハミ受けが難しい馬との見立てをしていました。C・スミヨン騎手で勝ったジャパンカップを見た時に、馬の首の上下動に合わせて手綱を上手くコンタクトしていたように見えるんです。首の動きに合わせてハミが強く当たらないように合わせて上下させているとでもいうのでしょうか?スミヨン騎手といえば、誰もが認める世界でTOPのジョッキーの一人。引き出しの多さもかなりのモノ。あんな騎乗ができる騎手は世界的にも極々僅かなのでしょう。彼の進言でドバイワールドC出走しましたが、様々な要因で敗退。元々、気性の難しさは相当でドバイのダートの感触やキックバック等々、合わなかったのかな?馬によっては下が濡れているのを嫌がったり、雨が体に当たるのを嫌がる馬など色々いる模様。記憶に新しい所ではエピファネイアの半弟、サートゥルナーリアが東京コースがダメというのがありますね。地下馬道がダメなのか?なんていう話もありました。個人的にはやや個性的な短ねの繋ぎの影響もあったのかな?と。東京のような馬場で長い直線は、長めでバネ感の強い繋ぎ(手先)の方が合う印象が強いですからね。個人的にはサートゥルナーリアは力のいるヨーロッパの馬場は合うと見ていたんです。エルコンドルパサーのように長期遠征していたら対応し、好走していたのでは?と。ちなみに気性面の問題はあったにせよエピファネイアもおもしろかったかもですね。ただ同馬の場合は、角居勝先生の元で競走生活を送ったからこそという面は大いにあるでしょう。

エピファネイアの走る産駒、特にデアリングタクト、アリストテレス、エフフォーリアを見る限り、共通点があるかな?と。サンプル数が少ないのでデータとしては不十分ではあるのですが、オヤジが考えるのは以下の通り。

骨量自体はまずまずで、意外と骨太過ぎない。筋繊維がまずまず繊細で収縮力自体はそれ程でもない。伸びのある馬体で窮屈さがなく、可動域も良好。etc。既にGⅠ勝ち馬や好走馬なので良好な面が多いのは当たり前ですね。ただシンボリクリスエスのネガティブな面がなく、むしろエピファネイアの母、シーザリオの良さが出ている印象が強いんです。故にある意味折り合いが微妙だったり、馬群云々があったりしますが母方の配合如何によって、シーザリオの良さが主導的に出た産駒が走っているのかな?と。アリストテレスに関しては、シルエット的にはステイヤーに近いんですが、天皇賞春後、ルメール騎手は中距離馬との弁。四肢の出ている箇所が前後に広く、長手の馬体でやや線の硬さを感じさせるので距離は問題ないのではと思えるんですけど、騎乗している一流騎手のコメントですからね。個人的にはこういった馬体の馬って厩舎の得手不得手がある印象も。

既に引退されましたが、松田博厩舎や現役では友道康厩舎は長めの距離が得意な印象。アリストテレスは音無秀先生の所ですよね。スピード主体の王道に強い厩舎で坂路でバリバリ馬のスピード能力を鍛えて強くする印象。松田博厩舎などは、若駒の頃からコースで長めをゆっくり行って最後に脚を延ばす印象。もちろん馬の個性で調教法は変えるんですが、主体的にはそういった印象があるのですがどうでしょう?特に松田博先生はかなり特徴的で個性的というか独自の育成・調整法だとジャッジをしていました。折り合いに苦労する馬がほとんどいませんでしたし、血統的にはやや不安でも距離の融通が利く馬が多かった印象。音無秀厩舎も厩舎力は現役屈指で非常に腕のある厩舎ということは周知の通り。要はキャラという面。友道康厩舎なども分かりやすく、中山の好走は控えめで東京や京都等の広いコースで抜群の成績ですからね。しかも長めの距離になれば更に!アリストテレスの話に戻します。素晴らしい資質の持ち主で厩舎も超優秀ですが、本質とキャラが合致しないとスペシャリストが揃う古馬のGⅠ戦線では苦戦するかもしれませんね。馬体から同馬のレベルが低いとは、天皇賞春の結果を得ても全く思いません、オヤジ的には。元々、垢抜けている馬体なので、成長過程に関しては何ともも、背腰の本当の強さをまだ感じないというか、そこに重厚感が出てくれば中距離でも面白い存在になるのでは?

デアリングタクトはそこかしこにロベルト系が出ている印象があるんです。管理される杉山晴調教師が数を使いたがっていないのは、まだ緩いと見ているのでは?また体質的な面もあるのかもしれません。というのも、所有者の岡田牧雄氏がJC後に昼夜放牧をしたいっていったとのこと。杉山晴先生はアクシデントがあるといけないから反対したと。昼夜放牧をすると馬が強くタフになるといわれています。若駒時にやるそうですからね。オヤジ的には調教師の使い方から考えても5歳時にピークを迎えそうな気がしますがどうでしょう?ただシーザリオが出過ぎていると、完成自体は早い可能性もありますが。

まだ3歳なので早計なジャッジはアレですが、エフフォーリアは少々想定外でした。というのも体幹面が緩そうも、意外と瞬間的な反応が出来また、現状折り合い面の不安が少ない。とっても大人びているんです。ノーザンファーム天栄及び鹿戸雄厩舎の連携がしっかり取れていることもあるのでしょうけど、あの馬のようなフォルムでしかも母父がハーツクライなんですよね。ハーツクライが強く出ている場合、早くからキツイ競馬をさせ過ぎると成長が止まるというか、伸びしろを失いかねない印象。母父でもその影響が強い場合は気を付けた方がと思うのですがどうでしょう?同馬の場合は王道ながら非常に大事に使われている印象です。母系があのヒシアマゾンの系統ということもあり、パっと見よりは形相的完成他、意外としっかりしているのかも?ヒシアマゾンも早くから活躍し、成長力もありましたから。次走のダービー時にどういった馬体でどんな競馬を見せてくれるか非常に楽しみですね。この時期に形相的に一段上がってくればかなり良い馬になるケースが多いですので。

う~ん、そう考えるとエピファネイア産駒は、やはりロベルト系の特徴の1つでもある(オヤジが勝手に考える)形相的な成長の早さは意外にあるかな?と。またこれはエピファネイア自身と同様、気性面の難しさも同様。ただ走る産駒の良好な特徴としてはシーザリオがもっていた、可動域の良好さや(異常な程)繊細な筋繊維に伸びがあるシルエットで骨太過ぎない面(骨細はNG)があるのが良好な共通点ですかねぇ。偉そうなこと並べましたが、見映えが良いということ。やや野暮ったい印象が強いシンボリクリスエス産駒の系統ながらエピファネイアの産駒で上級馬になり得る産駒はエピファネイアの母であるシーザリオの特徴が形相的にもキャラ的にも出ているのかな?と。配合にもよりますから一概には言えませんけどね。

とのことでした。オヤジさん、エピファネイアのように母が競走馬としても繁殖馬としても優秀な馬(シーザリオ)は滅多にいないからサンプルがほぼないのだけど、配合された種牡馬の特徴を生かしながら自身の主張も強そうって。日本では(有名な馬の名前で表示します)前述のシーザリオにダイナカール、ベガ、パシフィカス、ビワハイジ(アグサン)、ダンシングキイ、ウインドインハーヘアetcで、世界ではスペシャルやミエスク、アーバンシーなどがパッと思い付きましたって(血統自体はそれ程詳しくはないといっているオヤジさんですが)。オヤジさんの場合、キャラを凄く重視するので、ある程度は頭に入れてるんだって。参考になるか分かりませんが、ちょこちょこネタにしますので、良かったら。ではかしわ記念、馬券が取れますように。

byチーム競馬オヤジ

Posted by KeibaOyaji