第88回日本ダービー!競馬オヤジのボヤき。

競馬オヤジの壺

こんにちは、競馬オヤジです。今週も動画の方をアップしましたので、良かったらご覧ください。

今回、ダービーということもあって頑張って???長々と話したのですが、ちょっと多過ぎるとのこと。よってカットされた部分プラスαはこちらにアップしたいと思います。

オヤジが思っている各馬の短評

アドマイヤハダル 祖母の半妹のスイープトウショウはエンドスイープ産駒ながら、伸びのあるシルエットで距離の融通性が高い中距離タイプ。また逞しい骨格というか骨量でその可動域も上々なタイプ。同馬もロードカナロア産駒ながら、そういった面は感じるシルエットで良いですね。繋ぎは良好な角度で長さはまずまずもバネ感は感じさせますし、軽さがあるので時計勝負もokっぽい。走法的にもエネルギー効率が良さそうなので距離の融通は思っているよりありそう。また筋肉の柔軟性は相当っぽく、母父のディープインパクトの良さを受け継いでいますね。現状、やや前勝ちにも見えますので先行し、しぶとい脚を使えるとのジャッジ。内枠に入って好位からしぶとい脚が使えれば十分チャンスがありそう。前走時も良かったですが、今回馬体がふっくらとし、状態は良さそう。前走、外を回った分の4着という見方もありますが、先行していたら前掛かりの圧が掛かる展開に巻き込まれていた可能性もあり、結果的にはオーライだったのでは?過去、最速の上がりは使っていますが、一瞬の反応やキレだと見劣りしそうなので、スローなら逃げ馬の直後から競馬ができれば。スタミナに関しては馬体的にはokも本質を問われると微妙かも。欲をいえば、牡馬らしい骨量(骨太さ)や収縮力の強そうな筋力があればなぁと。ただかなり贅沢なコメント。差し位置からの競馬だと他のキレモノとの差し合いではやや不利の可能性も。同馬は大久保龍厩舎所属ですが、友道康厩舎によくいるタイプのフォルムに見受けられました、勝手な印象ですが…。

ヴィクティファルス 馬体の造りが素晴らしい馬ですね。ちょっと飛躍してしまいますが、緩い芝、欧州で走っていたらと思わせられます。首、胸前、背、トモと素晴らしい身入りで好バランスなのですが、オヤジが勝手に思う気になる点も少々。肩の傾斜が少々縦型(立ち気味?)で四肢の出ている箇所が前後に広め。血統的には長い距離向きの印象があるも、意外と中距離までの底力タイプの可能性。先に述べたフォルムによって、力のいる馬場は得意っぽい。良ーく手入れされた手先や蹄はとってもキレいで少々小さめな蹄も相まって馬場が悪化したら他馬が苦ろうする分プラス。というのも腰尺が少々短く見え且つ、肩の傾斜からの前肢の走法からも、長い直線の長い脚よりも、周回コースで比較的ワンラップの底力戦が向いている印象があるんですがどうでしょう?

エフフォーリア 前後に伸びのある流線形っぽいシルエットで首~お尻まで窮屈さは全くなく、太くて長い首に張りのある背や腰からも逞しさや推進力を感じさせます。胸前やトモの身入りや張りは抜群であまり馬体を見ない人でも、同馬の良さは直ぐに分かるのでは?オヤジの勝手な印象としては、前腕骨格と下腿骨格の長さが意外に短いんだなぁって。前碗や脛の身入りというか、筋力が強そうなので、四肢の力感も抜群ながら、手先が軽くバネ感も上々。皐月賞の時の少々力のいる馬場でもグイグイと他馬を引き離す瞬発力を見せたのはこういった面もあるのかな?と。ただ繋ぎの角度と長さや、上手くいえないのですが長手のフォルムながら縦型ではない面(シルエットに硬さがない)から道悪はプラスにはならない気がします。ロベルト系らしく底力のありそうな腹袋で魅力十分。動画でもコメントしましたが、エピファネイアの産駒はややバラツキがありそうも、総合的には心肺機能が高く速力を伝え易いフォルム(オヤジの言い方なので分かりにくいのですが横型の流線形っぽい)の産駒が多く、気性面が少々危うい感。同馬の場合、先程述べたように四肢が長すぎないことが、四肢を速く稼働させることができそうで、また寝気味の肩の感じ他からもストライドはそこそこ大きい。体幹面も強そうですね。この産駒の成長曲線に関しては、気性が危ういタイプだと早めに厳しくなる可能性も。そもそも形相的には早めに出来上がって、ジワジワと中身が付いてくるのかな?と。エフフォーリアに関しては、道悪と究極の瞬発力勝負はどうかな?と。また共同通信杯で素晴らしい末脚を繰り出しましたが、皐月賞を見る限り(何度も繰り返してみましたが)お父さんと違って、意外と器用で周回コースの方が合う可能性は現状、否定できないかも?またこの時期、グイッと成長力を見せる馬がいるんですよね!特にディープインパクトの産駒。適性も高いので、ディープインパクトの産駒等というか血を持つ馬と慎重に比較すべきかと。

グラティアス 姉のレシステンシアも同様でスラッと伸びのあるシルエットはとっても垢抜けて良いですよね!お母さんの影響力なのかな?同馬は各パーツに窮屈さがなく、しなやか。しっとり濡れたような皮膚感は代謝の良さが感じられ、今回銭形が浮いて見えるので体調は良いのでしょう。しなやかなのはとっても良いことではあるのですが、牡馬としての力感や荒々しさとでもいうのでしょうか、そういった面が前面に出てきたらなぁ。筋肉量が少々他馬に比べると微妙なのかな?過去走の印象からも、瞬間的な反応やそれに応える瞬発力は微妙で、速力の持続で勝負するタイプでに思えるのですが。逆にいえば長目の距離でしぶとい脚を使いそう。馬体だけなら京都の3000、今年はないですが例年の菊花賞が向いていそう。もう少し、キ甲が抜けてくれば胸の深さが分かりやすくなるんですけどね。また馬体写真では分かりにくいのですが、幅がどれ程なのか?にもよります。心肺機能が高かったら長距離向きのタイプというのがオチなのかも?右前の接着装蹄は今回からなので少々気になるかな?前走の差し競馬でメンタル含め、ダメージはなさそうですが、好枠引けたら思い切って番手からというのは手では?

グレートマジシャン 母のナイトマジックはノーザンファームがディープインパクトのために購入したドイツ系の牝馬(繁殖)ですよね。全兄のフォイヤーベルクはデビュー前に、NFの育成されている方が「別の生き物のような運動神経」とまで言っておられたのを思い出します。正直、NF産の産駒の中で、今回ある意味最も期待が大きいのは同馬ではなかろうか?と邪推しているんです。馬体の前にその根拠は厩舎。宮田敬先生はNF出身でNF天栄の木實谷場長とは同期の間柄。関係性は相当良好とのこと。宮田敬先生はまだ開業3年目(だったかな?)の40歳で気鋭の若手調教師。まだ重賞勝利もない状況ではありますが、NF産、特に天栄の関連の良血馬を多数管理されています。これはNFが有力馬は外厩で!という流れを加速させていく宣言のようなモノなのでは?宮田敬先生ご自身、アーモンドアイの育成時等、よくご存じだとの報もあったような…(違ったらすみません)。素晴らしい馬達の背中を知っているのは大きな財産ですから。厩舎に重賞勝ちがなくたって、天栄や宮田敬先生にはそのノウハウがあります。ココまで1800しか使ってこなかったのにも理由があるのでしょう。個人的にはディープインパクトの産駒ではあるのですが、同馬はまだまだ成長途上(他馬や過去の馬に比べ)の印象があるんです。筋肉の質は柔らか味抜群で、収縮力もありそう。骨格の可動域も良好そうですよね。ただまだ柔らか過ぎなのかも?とはいえ毎日杯からの間隔を考えると、この時期にグッとその成長力を見せるディープインパクト産駒ですからねぇ。東京競馬場が今週からCコースになるのですが、硬めで時計勝負になるようでしたら向きそう。手先も抜群に軽そうですしね!先に述べた筋肉の質や可動域にフォルム等から時計勝負には改めて最も向きそうな気がします。成長度次第と思うのですがどうでしょう?この短期間に?と思われますが、ディープインパクトの産駒は、連勝したり休ませたりと様々な理由(切っ掛け)があるのですが、突如、急成長をする印象。過去走の印象から、本質的な適性として距離的な面も心配いらないのでは?

サトノレイナス 既に皆さんいわれていることですが、オークスに出走していれば!ま、タラレバはなしということですね。馬体に関してはディープインパクトの産駒の牝馬で走るタイプの典型。伸びのあるシルエットに柔軟性抜群の筋肉の質。それに良好な可動域にバネ感のある軽い手先。そしてそこそこの馬格。国枝栄先生と里見オーナーがダービーに!という考えが分かってしまうスケールを感じさせる馬ですよね。2戦目のサフラン賞で中山の坂を駆け上がってくるときの脚は正に豪脚。まだゆるゆるだったのにアレですからね。しなやかなフォルムに雰囲気。ただ牡馬と比べてしまうと牝馬らしく華奢な面から、牡馬のプレッシャーにあった時にどうか?ですがそれはやってみないと分からないですが、近年の傾向からもあまり心配しなくても。過去走の印象というか、ライバルのソダシを阪神JF&桜花賞で差せなかったのは、相手の庭(距離にコース)で戦ったのが最も大きいのですが、同馬の場合、行き脚が付きにくくTOPスピードに乗るまで少々時間が必要な面でしょう。今回、東京の馬場が例年通り、軽く時計が速い逃げ先行有利の馬場なのかどうか?でしょう。末を発揮する上で55㎏というのはかなり有利でしょう。

シャフリヤール 馬体的には一目で良い馬だなぁって思える程の馬体ですよね。元々の資質もあるのでしょうけど、藤原英厩舎というのが更に同馬の持ち得ている資質をしっかり発揮させる大きなファクターの1つなのは間違いない。筋繊維が繊細でメリハリが抜群!兄のアルアインは少々厚ぼったく見せていましたが、同馬の場合、皮膚が薄く骨格の可動域もかなり良好!また胸の深さから心肺機能も相当良さそうですね。そうでないと毎日杯であの走りは出来ないですから。全身これバネという印象でパドックを周回しているだけでも、それを感じられるタイプですね。じゃあ動画の方で、注目馬の3頭にはなぜ同馬ではなくグレートマジシャンを入れたのか?個人的には今回、東京2400向きということを重視したんです。同馬も決してシルエット的に伸びがない訳でもないですが、良い意味で凄くまとまりの良い中距離型!ともすればマイルも相当強そうなだぁって。今後、加齢と共に筋肉が増え、そして硬質化していく中で、マイラーっぽさが出てくる可能性があるかな?と。写真見る限り、まだ迷ってもいますし顔から首、そして胴にお尻までの雰囲気はGⅠ級のそれなので、能力でどうにかしてしまう可能性もありますし、好枠(内枠)引いて中段の内から直線で瞬発力を活かす!可能性もあるでしょう。鞍上は現役屈指の戦略眼を持つ福永祐騎手ですからね。ただもう1つ気になる面は少々短めでバネ感を薄く感じさせる繋ぎ。阪神の高速馬場を好走してますから大丈夫だよ!という意見もありそうですが、2400ですし、相手が違いますからね。また全馬メイチの仕上げをするダービー。東京の2000だったら、エフフォーリアを負かすのは同馬?と思えてしまう程の馬体と仕上がりに感じますがどうでしょう?稍重馬場とかでも対応できそうでむしろ、有利になるかも?

ステラヴェローチェ 今年の3歳牡馬でオヤジが高い評価した1頭です。骨量(かなり骨太)豊富で筋肉量も上々。同馬をマイラー体型という人もいるでしょうけど、個人的には1800~2200が最もベストだとジャッジしています。なので皐月賞は自信の軸だったんです(3着)。陣営はダービーを意識した騎乗を指示したんでしょうかね、あの位置取りは。もしくは吉田隼騎手は1コーナーの入りで前が殺到したことで、中段後方で折り合いに専念することを選択したんでしょうか。同馬の場合、ピッチとまではいかないも回転の速い走法なので、TOPスピードはまあまあという感じですが、パワフルな走りで深い芝や悪化した馬場ももろともしない。とはいえ硬めの良馬場がダメか?といわれれば決してそんなこともないですが、やや粘りが強い少々硬めの筋肉の質からも多少注文が付くとのジャッジ。先に述べた走法からも器用な面がありまた、馬群を縫うメンタルの強さもありますので当日の馬場と仕上げ次第ですが、少々緩めの馬場で中段やや前のインでジツとして直線早めに仕掛ければ逆襲はあると見ていますが…。良馬場の場合はミドル以上のペースをこれも中段から長い脚の底力勝負に持ち込んで馬体を合わせれば!今回写真を見る限り、薄い皮膚で銭形が浮いて素晴らしい仕上げですね。さすが須貝尚厩舎と思わせられるのですが、先週のソダシのコンビなので、やや神通力といいますか、ある種の運が…という面があるかな?とも。博打ってそういう面がありますからね。

タイトルホルダー 馬体的な面ではコロンとしたシルエットなのでマイラーという声も聞こえますが、個人的には胸の形(深さ)やエネルギー効率の良い走法などから距離は問題ないとのジャッジ。心肺機能の高さとある種の体の線の硬さからは菊花賞でおもしろそうと思っていました(過去の動画やブログでもそうコメント)。シルエットに伸びがなくても、こういったタイプってスタミナ型のケースはしばしば。その代わり、全身を使った大きなアクションで瞬間的な反応を見せたり瞬発力を披露することはあまりないですけどね。後肢の感じからは一見、瞬発力型なんですが、背中や筋肉の質、走法から鑑みれば、皐月賞見ても分かるようにバテにくいというか、しぶとく脚を伸ばすタイプ。ですが、東スポ杯見ても分かるようにそこそこの時計にも対応するでしょう。そういった面から能力水準が実は高い。前走の田辺裕騎手の騎乗はお見事でしたし、今回も同様に逃げ馬の直後でラップをあまり落とさず(瞬発力勝負に持ち込ませない)後続に脚を使わせたらおもしろいと見ています。距離は全く違いますし、今回は逃げられない(逃げない)とは思いますが、田辺裕騎手の騎乗っぷりとしてロゴタイプの安田記念のようなクセのある逃げ先行を見せてくれたら面白いのでは?

タイムトゥヘヴン 馬体的には四肢がスラッと長めで首差しや胴の感じはかなり垢抜けています。牡馬なのに少々華奢にも見える脾腹に後肢の感じはお母さんの要素が出ていそう。ゆとりのある薄い皮膚感はいいですね!胸前やトモの身入りは抜群で首差しの角度に長さは理想的。精悍な顔つきも格好良く見えて好感。前走も直線で2着馬に進路を閉じられなかったら3着はあったかも!?と思わせてくれました。同馬の場合、先に述べたお母さんの馬体的特徴が徐々に良い意味で薄まってきた印象も。成長しているんでしょう。お母さんのキストゥヘヴンはかなり個性的なフォルムをしていましたので。ただやや肩の傾斜や背のラインに後肢の感じからも、距離自体は微妙な気もします。個人的には現状、周回コース(やや小回り)の1600~2000辺りなのかな?って思ったのですがどうでしょう?長めの繋ぎはバネ感があって良いですね。時計勝負にも対応するでしょう。

*ダノンザキッド(故障により回避) 個人的には抜群の完成度に、優秀な速力の持続力の持ち主と疑っていた皐月賞時なんですよね。大敗してしまったことで、その影響からも、次走選びは微妙とジャッジしていたのですが、故障とは残念ですね。弥生賞の敗戦で、気性面と父の血統面からもNHKマイルCに出走していたらって。ジャスタウェイの産駒は素晴らしいフォルムの産駒が結構いますが、その伸びやかなフォルムを動かす、体幹面や筋肉がしっかりする前に、クラシック目指す厳しい調整(調教)とレースで早熟化というか、頭打ちになってしまう傾向があるような気もするんです。ヴェロックスやダノンザキッド自身、あくまでもフォルム自体はいつGⅠ勝ってもおかしくない(ダノンザキッドはホープフルS勝っていますが)程、素晴らしいんですよね。マカヒキの世代がそうだったように、厳し過ぎる世代の場合、結果的に早熟だったように見えるケースも多々。同馬の場合、2歳時から馬体の良好さと完成度は群を抜いていただけに…。逆にこの休養が良い方に出ればと思います。

ディープモンスター 動画でもコメントしましたが、大まかなフォルムはディープインパクトに結構似ているなと。胸の形(深さ)とバランス的な首差しの逞しさ(逞し過ぎる)や骨量などは違いを感じますけどね。ディープインパクトって例を見ない程の運動神経の持ち主だったとのジャッジ。速力が優れているという、馬としての優位性のある馬は多数いたも、過去にもこれ程運動神経が良かった印象が強いのって、タマモクロスにオグリキャップ、オルフェーブルと・・・他にもいますが今パっと出ない。年ですねぇ。長い日本競馬の歴史の中でも間違いなく運動神経の良さはTOPでしょう。例えば、ハーツクライなどは直線のTOPスピードの持続が素晴らしい馬ですよね。似たタイプでは、上級重賞では東京コースに限ってしまいますがジャングルポケットも同様。あ、クロフネもそう。ライバルのアグネスタキオンはパワーと瞬発力に優れていた印象も、全兄のアグネスフライト程の柔らか味がなかった印象なんです。フォルムや体幹面で。ナリタブライアンやグラスワンダー、テイエムオペラオーやトウカイテイオーにメジロマックイーンにエルコンドルパサーetc。名馬はそれぞれのキャラというか強い理由になる個性があると思っていますが、全て上げるのは長くなり過ぎるのでまた。ディープインパクトの産駒に話を戻すのですが、良い特徴としては柔軟性や繊細さが異常な程の良質の筋肉に、好バランスのフィルムに良好な可動域ではないでしょうか?当初の産駒は小柄で使い減りしてしまう可能性から、南米系のやや大きい牝馬やアメリカのスピード&パワーに優れた大型の牝馬を多く配合し、たくさんのGⅠ馬を生産されましたよね!NFの戦略及び馬体、そして血統面を見て馬を生産する能力の凄さがそれ。このディープモンスターはお父さんの形相的な面は結構持っていますが、キャラ的には少々違うんですよね。お父さんは、抜群の速力&キレがあり武豊騎手じゃなければ、テンから飛ばす一介の逃げ馬になっていた可能性すらあると思っています。武豊騎手だから乗りこなし且つ、あそこまでGⅠを一緒に勝ったのだと。ディープモンスターはそれなりの上がりは使っていますが、お父さんのような、豪脚のようなものは微妙ですよね。そう考えるとペース読みの天才・武豊騎手の騎乗はプラスで仕掛けのタイミングは間違えないでしょうけど…。ただ同馬の脚力が他馬を凌げるか?う~ん、相当展開が向けば、ですかね?それから以前からではありますが、両前の接着装蹄は気になっちゃいます。同馬的には慣れているというか、スタンダードなのかもですが…。

バジオウ 各パーツに伸びがあるのはとっても良いのですが、まだ体幹面含め、パンッとしていない感じもします。腰高なのはルーラーシップ産駒の特徴でもあり、成長の途上の場合もあります。長手の胴は距離の融通性がありそうですし、各所には良好な筋肉がしっかり。水準の高い馬体ですよね。ただ少々、ボーっとしているように見える顔付や、キ甲の感じからも他馬と比べ、形相的にもメンタル的にもまだまだこれからの馬という感じがしちゃうんですがどうでしょう?繋ぎの感じからして良馬場向きの印象ですね。距離はまだ何ともも個人的には長い目で見たいタイプだなぁって思います。

バスラットレオン コロンとしたシルエットで、前後のバランスが取れたタイプ(5:5)ですね。この言い方は故・岡田繁幸氏がディープインパクトの走法(馬体)についてコメントする時に、ディープインパクトは前55後45の比率なので、長い距離でもバテないし安定するって確か言ってたんですよね。5:5の場合は良質のマイラーが多い印象で、やや後ろが目立つ馬の場合は、末の破壊力は相当もやや成績が不安定というケースがあるように思えるのですがどうでしょう?同馬の場合は手先の感じや粘りのありそうな筋力等からもやや深い芝のマイルの速力勝負!特に小回り向きの印象。直線の坂に関しては、背腰がまずます強そうなので他馬が苦にする分有利になるのかな?筋力が強そうでパワー相当っぽいですし。前走の落馬には関係者はショックだったでしょうね。特に鞍上の藤岡佑騎手にとっては痛恨だった。いやいや馬券買った人が最も痛恨だったですね!!!今回の東京2400は同馬に向く条件ではないですが、逃げてどこまで粘れるか?は一見の価値ありでしょう。

ヨーホーレイク 同馬の兄弟は比較的完成が早く、3歳時には指数的には天井になるケースがしばしば。オーナーもそれを見越しての友道康厩舎何ですかね?また鞍上選びもそういった意図を感じるのはオヤジだけでしょうか?雄大で伸びのあるシルエットで馬格も上々。可動域は相当良いのではと思える程ですし、手先のバネ感も上々。走るディープインパクトの産駒の良い面を多々持っていますよね。競馬の祭典ダービーだからこそ、出走するけど同馬のピークは先に照準を合わせているようにも見えるんですが、そうであればホープフル、皐月賞、ダービーという一連の上級重賞はパスするようにも思えますしね。少々、思惑は見えづらいも個人的には、先に述べた面と逆になるのですが完成度は上々と見ています。キ甲の感じなどはまだこれからではあるのですが、この血統の本質的な面はやはりこの時期にグイッと成長すること。選ぶレース自体は同馬の資質が高い故、上級重賞なのですが、レースっぷりも調整も無理をさせていないように感じるのは、勤続疲労を先延ばしにしていると。長く活躍をさせることができる厩舎ですからね!友道康厩舎は。そういった面からも魅力のある馬体に実績の持ち主ですが、ココメイチなのかなぁって邪推もしています。

ラーゴム 皐月賞時は大きな期待しましたが、前掛かりのかなり強い圧の掛かった競馬でファイトし過ぎてしまったのでしょうかね?前走後の北村友騎手のコメントでも、掛かったというか抑えが効かなかったとも。走ることが好きで勝気な馬によくあると思っています。前進気勢が強いのは良いことですが、強過ぎてもそれを抑えるよう教えていくのは大変そうですね。馬体はかなり迫力があるタイプで粘りがありそうでパワー相当っぽい筋肉をたっぷりまとっています。しかも骨量も上々で、見映えはとても良い感じに思えます。また手先はそこそこ軽くやや短いも角度良好な繋ぎ。底力がありそうな腹袋に意外としなやかな背のラインなど、見所十分なんですよね。きさらぎ賞の指数は上々だったのですが、上位勢の近走結果を踏まえると、あそこで走り過ぎたのか、評価し過ぎたのか?気性面さえ上手く成長してくれば、と思わせてくれる馬なんですけどね。そこが難しいのでしょうね。若手調教師の中でも馬の個性を活かしながら強くすることでは屈指の斉藤崇調教師の元、どこまで立て直せるか!?

レッドジェネシス 走法的にやや首が高めで、写真を見る限り少々、バランス的にはほんの少し短い感じなんですね。こういったタイプって一概には言えないのですが、首を上げるリズムで走る感じなので、得手不得手が出やすい感じの印象。逆に首を下げてリズムを取る走りをする馬には、ナリタブライアンが有名ですね。馬体は幅がありそうですし、柔らかく繊細そうな筋繊維の筋肉をしっかり纏っており、見映えが良いですね。手先は軽く全体的な窮屈さがないので変な負荷が掛かることもなさそう。負荷が掛かるとそこが故障し易くなりますからね。一目で良い馬だなって思いました。胸前やお尻の張りも上々ですし、大一番に向けて良好な状態になっているのでしょう。後は他馬と比べて少々、緩さを感じるといいますかキ甲の感じなどはまずまずなんですが、使われつつ徐々にしっかりしてきた感じなのかな?成長力はありそうで、今後に期待できそうな気もします。母父がストームキャットでキズナと4分の3なのですが、キャラ的には違いますね。あ、首を下げてリズムを取るのはキズナもそうだったような。収縮力の強い筋肉が増えてきたら似てくるのかも?品のある馬体の大型馬なんですが、そういった面での牡馬らしい力感抜群の筋肉が増えれば!?かなぁ???

ワンダフルタウン 腰高なのはルーラーシップ産駒の特徴の1つで、キ甲の感じからも実は完成度は低くなさそう。四肢はスラッとしてとっても良いのですが、前肢は接着装蹄なんですね。またやや肩の傾斜が微妙で繋ぎがやや立ち気味でほんの少し短いので、悪化した馬場には対応しそう。ですが、パンパンの硬い時計勝負の馬場だとどうでしょう?バランスが抜群に良い中造りの馬体で肩・胸前にトモの筋肉量は上々で窮屈さがないですね。青葉賞の走りは納得という感じです。四肢の感じからは丈夫そうというかタフそうにも感じるんですよね。変ないい方なんですが四肢の感じが健全っぽいというか。聡明そうな顔付きなのも好感です。もちろん母系の良好度もあるのですが、父と母父が上手くミックスしたような感じなんですよね。器用さもありますし、鞍上もココ一番で積極騎乗ができる和田竜騎手ですから、好位の圧が薄い位置取りができればゴール前アッといわせることになる???

過去走のVTRはもちろん、馬柱に馬体写真を見てパっと感じたのはこんな感じですね。個人的には馬体の重要度って、もちろん最重要の1つではあるのですが、そこそこでもあるんです。あーでもないこーでもないって偉そうなこと言ってますが気性やキャラに展開に得手不得手(コースに馬場)に鞍上に思惑など他にも組み込まないといけないことは多い。今回、同じノーザンファーム産で、天栄である程度仕上げる馬ではあるのですが、種馬事情からも勝負に出そうな馬が数頭。エフフォーリアとグレートマジシャン、シャフリヤールはそうでしょう。そこにサトノレイナスが参戦ですから思惑での読みはしない方が良いのかな?ただディープインパクトの後継と考えた場合は、やはりグレートマジシャンに大きな期待がかかっていそうな気がしますがどうでしょう?

日曜の昼のオヤジの予想に関しては、追い切りの動きが良かった馬など、オヤジなりにコメントしようとは思っておりますが、他のレース同様、総評~ス!のみになります。ご了承ください。では第88回東京優駿(日本ダービー)当日まで楽しみましょう!

byチーム競馬オヤジ

Posted by KeibaOyaji